重要経済指標トレード
重要経済指標の中でも、
各国の「政策金利」は為替相場に影響大の指標です。
政策金利発表後の為替相場は、
ボラティリティがでてトレンドが形成されやすいと言えます。
トレードにも大いに意識すべき場面となります。
政策金利、まぁ重要ですよね。そりゃそうか。
というわけで、
各国の政策金利発表後の通貨の値動き、
トレードできたであろう場面などの検証記事をまとめます。
あと、
米国雇用統計も一緒にまとめます。
米国雇用統計(毎月第1週金曜日)
- 雇用統計日のデイトレードどうするべきか?【2016年9月2日深夜3時FX相場分析】
- 2022年8月5日(金曜)FXトレードメモ(米国雇用統計)
- 2022年9月2日(金)トレードメモ(米)雇用統計:非農業部門雇用者数)
- 2022年11月4日(金)トレードメモ(米国雇用統計)
- 2022年12月1日(金)トレードメモ(米国雇用統計)
- 2023年1月6日(金)トレードメモ(米国:雇用統計・ISM非製造業景況指数)
- 2023年2月3日(金)トレードメモ(米国・雇用統計、節分)
- 2023年3月10日(金)トレードメモ(米国雇用統計・日銀BOJ政策金利)
- 2023年4月7日(金)「米国・雇用統計」グッドフライデーで多くの国の金融市場が休場
- 2023年8月4日(金)米国)雇用統計
- 2023年9月1日(金)月初・米国)雇用統計・ISM製造業景況指数
事前予想と結果にギャップあり。
ドル円上昇、ドルスト下げ。ただ日足のレンジ内。
発表後は、わかりやすい一方通行の値動き。
21時半の発表後、雇用統計後としては低ボラ。
往復ビンタ食らうパターンの動きで苦しむ。
ドルストレートが5分足で一旦の下げで下ヒゲになって上昇方向へ。
ドル円上げ、ユーロドル下げ。
かなりボラあった。伸び切ったところからジョジョに戻していった相場。
雇用統計より、24時の米国ISM非製造業景況指数がインパクトあった。
ドル円上げて、ドルスト上げた。
長い円高方向、ドル売り方向から一旦の転換か?
ドルストレートは調整方向の上げに。
ヒロセ通商の米国雇用統計時のスプレッドの開きを画像でキャプチャ。
ヒロセ通商の注文画面(21:31頃)
ドル円・7.5、ポンド円・16.8、ユーロドル・9.9、ポンドドル・16.8、ユーロオージー・23.4、ポンドオージー・31.0
米国の政策金利(FOMC)
米国連邦準備制度理事会(FRB)が、金融政策を決定する会合・連邦公開市場委員会(FOMC)を開いて通貨供給量や政策金利の誘導目標を決定し発表。
「Federal Open Market Committee」の略称。
連邦公開市場委員会のこと。FRBが開く米国の金融政策を決定する会合のことで、会合では経済情勢を議論し、通貨供給量や政策金利の誘導目標を決定する。
FOMCは約6週間ごとに年8回、火曜日(日本時間水曜の深夜・2日間の場合は火・水)にワシントンFRB本部で定例会議が開催され、議事要旨は3週間後に公表される。
また、FOMC開催2週間前の水曜日には地区連銀景況報告(ベージュブック)が公表されます。
(FOMCの委員会議自体と、議事録公表とがある)
緊急時などに随時開催もされる。
- 2021年7月28日(水)FXトレードメモ(FOMCの日・土用丑の日)
- 2021年7月30日 FOMCの値動きと短期トレード手法記録(経済指標トレード)
- 2021年8月18日(水)FXトレードメモ(FOMC議事録公表)
- 2021年9月22日(水)FXトレードメモ(恒大集団の経営危機・FOMC)
- 2021年11月24日(水)FXトレードメモ(FOMC・ドル買い強い)
- 2022年5月25日(水曜)FXトレードメモ(FOMC議事録・記録のみ)
- 2022年7月27日(水曜)FXトレードメモ(FOMC政策金利)
- 2022年8月17日(水曜)FXトレードメモ(FOMC議事録公表・米国小売売上高)
- 2022年9月21日(水曜)27時:FOMC米連邦公開市場委員会、終了後政策金利発表
- 2022年12月14日(水)トレードメモ(FOMC)
- 2023年2月1日(水)トレードメモ(FOMC)
- 2023年3月22日(水)トレードメモ(FOMC)WBC決勝戦日本優勝
- 2023年5月24日(水)「NZ)RBNZ政策金利」『イエレン財務長官発言』『FOMC議事録公表』
- 2023年6月14日(水)(米国) 米連邦公開市場委員会(FOMC)
- 2023年7月26日(水)米国・FOMC政策金利、パウエルFRB議長の記者会見
- 2023年9月20日(水)米国)FOMC政策金利・声明発表
この日の欧州時間にロシア・プーチン大統領のスピーチあり(ウクライナ侵攻からの部分的動員法の発令)
米国・バイデン大統領も受けて声明を発表。
以下、ユーロドル30分足。
一旦下げて、上げてからのやっぱり下げ。
ドル高強い。
行ってこいの相場になった。
前日12月13日の米国CPIの方が動きあったな。
4時に上下して、4:40頃からパウエルさんの発言でドル安方向にバイーンする悩ましい日。
2時頃から動いてた。(リアルタイムで見れず)
27時00分:米)FOMC議事録公表(5月2日・3日開催分)
大した動き無し。
ドルストレート、FOMCタイミングでは下げるも、長期足は上昇トレンド中で押し目になってその後上昇。
27時のFOMCでは値幅のインパクト薄。(利上げが発表)
27時30分のパウエル議長発言後から、長期足テクニカル方向に動き出した感。
27時から動いて、15分足2本目から押し戻り。その後、初動方向に回帰して伸びていった。
指標の結果は金利据え置きで予想通り。
米国の消費者物価指数&【コア】CPI
- 2023年8月10日(木)米国)消費者物価指数&【コア】CPI
「次回のFOMCがまだ利上げするか決まっていないため、CPIは重要な経済指標になる。」
CPIでドル円はまぁまぁ動いた。ドルストも動いたがそこまでではない。
欧州の政策金利
欧州中央銀行(ECB)が発表。
- 2021年7月22日(木)FXトレードメモ(日本休場・ECB政策金利あり)
- 2021年8月5日(木)FXトレードメモ(英)BOE政策金利・夏休みの育児家事が大変)
- 2022年7月21日(木曜)FXトレードメモ(BOJ・ECB政策金利)
- 2022年12月15日(木)トレードメモ(BOE、ECB政策金利・米国小売売上高)
- 2023年2月2日(木)トレードメモ(英)BOE政策金利・欧)ECB政策金利)
ユーロドル15分足チャートあり。上げて下げてのいってこい。
イギリス・BOE政策金利
- 2021年8月5日(木)FXトレードメモ(英)BOE政策金利・夏休みの育児家事が大変)
- 2022年8月4日(木曜)FXトレードメモ(英国・BOE政策金利)
- 2022年12月15日(木)トレードメモ(BOE、ECB政策金利・米国小売売上高)
- 2023年2月2日(木)トレードメモ(英)BOE政策金利・欧)ECB政策金利)
20時00分:英)BOE政策金利では、ポンドドル30mでいってこいの十字線。
その後、一旦下抜けを試すも跳ね返されて上昇。(ここの上昇で売りポジが損切りになった。)
深夜翌2:45現在、上のレジスタンスを抜けれずレンジになりそう。
指標前にレンジ下抜けして推進波。そこからのフィボ50戻しで売りセットして指標へ。
指標できれいに下げてはくれた。
豪・RBA政策金利
- 2022年8月2日(火曜)FXトレードメモ(豪・RBA政策金利)
- 2022年9月6日(火)トレードメモ(豪)RBA政策金利)
- 2023年4月4日(火)「豪・RBA政策金利」
13:30に豪・RBA政策金利
オージー円で1時間で100pips程度下落。
(その後、反発上昇して指標時の価格を上抜け)
13:30に5mレベルで上下ヒゲつけて大した動かず。
指標結果自体は予想と乖離無し。
14時以降でオージー相関も微妙になって、
オージードル・オージー円は日足トレンド方向に動いていった。
ポンドオージー、ユーロオージーが上昇の押し目フィボ61.8で指標時間。
そこから上昇して上抜け。
カナダBOC政策金利
キウイ・ニュージーランドの政策金利
RBNZ政策金利(昼間に発表される)
日銀政策金利発表後の値動きを検証
- 2022年6月17日(金)日銀金融政策決定会合・政策金利
- 2022年6月21日(火曜)ドル円が高値更新(136円越え)
- 2022年12月20日(火曜)トレードメモ(日銀金融政策決定会合、政策金利)
- 2023年1月19日(木)トレードメモ(日銀政策金利発表・ラスト黒田バズーカ)
- 2023年3月10日(金)トレードメモ(米国雇用統計・日銀BOJ政策金利)
- 2023年6月16日(金)日本)日銀BOJ政策金利
- 2023年7月28日(金)日銀)BOJ政策金利・植田日銀総裁の記者会見
「日銀、低金利維持」
2022年6月17日(金)日銀金融政策決定会合・政策金利で付けた高値を超える。
「緩和縮小、長期金利の上限0.5%」でドル円大暴落。
事実上の利上げとのこと。
結果は「日銀、政策変更なし」で円安
→131.57まで上昇
日足レベルで分かりやすい戻り売りポイントになった日。急騰から全戻し下げ。
日銀発表後、ドーンと上昇。300PIPS以上。
日足の20MAを上抜けたが、そこから下げ。行ってこい。
結果的にいい売り場になった。
黒田総裁の最終日。
植田総裁が就任へ。
日銀金融政策決定会合、YCC修正なし、大規模緩和の維持を決定
(為替には大したインパクト無し)
「日本銀行は金融政策決定会合で、金利を低く抑える大規模な金融緩和策を維持した一方で、長期金利が今より一定程度上がることを全員一致で容認しました。」とのこと。
各国の政策金利は相場の方向性の要素に
数字と市場の反応見て、その後のトレード戦略要素にしていきます。
事前に数値予想が織り込み済みのこともあるので、注意しつつ。
(諸々、随時更新していきますよ。)
コメント
指標トレード、個人的には結構好きです。
トレーダーはボラティリティを食ってるので、
明らかにボラが出るとわかってるタイミングは積極的にトレードしようと考えてます。
(とはいえ、無謀な飛び乗り、無計画な値ごろ感トレードではなく、根拠を重ねてルールにのっとって)
大口が資金を入れてくるタイミングなので、
重要経済指標で作ったチャート形状は、なかなかトレードポイントになりやすいですし。
米国雇用統計・政策金利のトレード方針としては、
まず週足・日足・4hくらいで大局の方向感を確認。
(ドルなら、ドルインデックス見てドル安・ドル高・膠着、ボラ、等)
(指標後の動きも、長期足のトレンドに従うことが多い)
・指標スキャルをやるかやらないか(作戦必須)
(指標スキャルやる場合は、指標前に作戦を明確に。損切額(ライン)・目標額・ロット数を決めておく。
(作戦を明確にしておかないと、短時間の値動きでメンタル崩壊して、損切できず大敗リスク高い。必ず作戦を立ててから、指標トレードする。)
(やらなくてもいい。やらないほうがいい。メンタル・状況的に余裕ある時じゃないと、メンタル崩壊リスク高い。)
・指標後のバイーンが、トレンド初動の推進波1波目になるようだったら、押し戻りでのトレードを検討していく。
レンジ内ならスルー
米国雇用統計及び各国政策金利等の重要経済指標時の為替相場ですが、
基本的に大口の動きとしては、
重要経済指標発表時、もしくは発表後に資金を投じてくることが殆ど。
よって、
重要経済指標前には調整相場になりやすく、
それまでのトレンドが出てれば一旦の手仕舞いによる押し戻り相場になりやすい。
例えば、
米国雇用統計・FOMC・ECB政策金利の日などは、できるだけ発表まではトレードを控える方が無難。
(手仕舞い調整の動きで含み損になりやすい)
重要経済指標発表後にできる「大口のつくった流れ」に沿ったトレードで、
トレンドフォローで入っていきたいところ。