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円安での財務省・日銀の為替介入可能性とFXトレーダー対応状況

ドル円の上昇がパネェっす。

2022年9月7日には144.95円あたりまで上昇。

以下、2022年9月10日現在のドル円1時間足チャート画像。

長らくのアップトレンドで、高値更新し続けてきました。
(昨日9月9日(金)は久しぶりの反転下げとなりましたが。)

以下、2022年9月10日現在のドル円月足チャート画像。
ドル円 月足チャート
月足レベルでこの上昇幅。
2022年1月からだと、ドル円は9か月弱で27円ほど上昇しています。

為替変動幅が不安定な通貨であればともかく、
円は長年避難通貨と言われて安定した価格推移を続けてきた通貨だったのに、
短期間での急激すぎる円安方向への動きは輸入企業や諸々に大打撃でしょうし。

2012年にはドル円は75円だったのが、
10年間で対ドルだと円の価値が半分近く下がったわけです。

そんな状況で気になってくるのは、
「財務省・日銀による為替介入するかどうか」です。

円安 為替介入の可能性
円安状況は、1998年以来の価格を超えているわけで。

あんまり円安が急激だと、経済への影響がデカすぎますね。

参照:財務省・日銀による為替介入とFXへの影響
(為替介入が行われると、価格がドン!と動きます。)

 

為替介入の可能性

すでに、「口先介入」はガンガン入ってる状況で。

口先介入 鈴木俊一財務相
鈴木俊一財務相は7日午後、記者団に「円安に一方的に振れていることを憂慮している」
「これが継続するならば、必要な対応を取る」
とのこと。

ちなみに、
2022年9月9日にはドル円は一旦の下落を見せています。
(4時間足レベルで。日足レベルだと依然としてアップトレンド。)

すでに1ドル144円後半まで進んだ円安で、
(金曜クローズ時点だと142円64銭あたりながら)
ほっとくと今後も円安方向に動く可能性が高いと言われています。

8月26日のジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長発言でも、
「インフレが完全に収まるまで市場の予想以上に引き締め期間が長引く」とのことで。

利下げは2024年以降になると予想されている。
ということは、当分のドル高方向の読みで。

パウエル議長

参照:2022年8月30日(火曜)FXトレードメモ(ジャクソンホール会議のメモ)

個人的にはフィボナッチでテクニカル分析すると、
ドル円は150円台に到達する可能性が高いとみています。

いつ行くかは謎ですが…

鈴木俊一 財務大臣
現在の鈴木俊一財務大臣には、なんとかうまく立ち回りを期待。
介入するなら匂わせ期待で…

為替介入可能性とFXトレーダーへの影響

単独介入にしても覆面介入にしても、介入が入れば価格はガーンと動くはずです。

鈴木俊一財務大臣
「わしが第21代そして第22代・財務大臣鈴木俊一である!」と言ったか言わずか…
鈴木財務大臣、義兄が麻生太郎さんなんですね。

ただ、
為替介入も効果的に入らないと下げ幅限定的になって、ただの押し目になる可能性が。
(過去もただの押し目になった局面を何度も)

現在のドル円価格が142円半ば。

ここまで放置したのであれば、まだまだ放置もありうる状況。

この現在の円安にして為替介入の可能性を感じる状況は、
FXトレーダーには
「ただ単に不安感を感じつつトレードせざるを得ない状況」と言えるでしょう。

ドル円・クロス円は、
トレンドフォローなら買いだし(ストップ当然置きつつ)、
反転狙いならストップをきちんとおいての短期売りを。

それをやりつつ、
為替介入がもし!いきなり入ったら買いポジは切られる、と。

そう思いながらジワジワやっていくしかないよなぁ、という気分です。

なんにせよ、
2022年9月10日現在のドル円は4時間足レベルでは一旦の押し目で下げた状況。

売りならストップしっかり入れて、ですね。

ドキドキ…

実際のトレードの局面では、
その時々のチャート形状から判断して、
トレード手法通りにエントリーして利確・損切位置で切るのが無難ですね。

どちらも引っ張るのであれば、ストップ建値とかのリスク小さい条件で。

2022年9月4日(水)為替介入に関するコメントが…

鈴木俊一財務相が円安からのコメントしました。
鈴木俊一財務相 為替介入
為替介入は「予告的にやるものではない。やるときは間髪をいれず瞬時に行う」とのこと。

そりゃそうなんですが、実際どうするのかはまだアレですよねぇ。
ひとまずの重ねての口先介入ということで…

(現在のドル円価格は、若干調整戻しあって143円前後を推移中です。)

2022年9月22日(木)日銀が為替介入!

この日の昼過ぎくらいに財務省職員が記者会見に応じて
「為替介入のスタンバイはできている」みたいな発言。

神田真人財務官
「ステルス(覆面)でやる場合も正直ある」とのことで。

そしたら、
いきなりその後夕方に、ドドーンと日銀の為替介入が。

財務省 為替介入

「外国為替市場で1ドル=145円台後半まで円安が加速したことを受けて、政府・日銀は22日夕方、ドルを売って円を買う市場介入に踏み切りました。」

とのこと。

以下、2022年9月22日(木)現在のドル円5分足チャート。
為替介入 財務省 ドル円チャート
17時に為替介入入ったのは意外でした。(過去は午前中が多かった。)

また、
500PIPSの下落で介入で売ったドル量も多めな印象で。

以下、ドル円の週足チャート。
ドル円週足 2022.9.22 為替介入後
為替介入により141円を切ってはいますが、週足のサポートラインを下抜けるかがポイント。

2022年10月21日(金)23時30分よりドーンとドル円・クロス円が下落

以下、2022年10月22日(土)現在のドル円チャート画像です。
2022年10月21日(金)為替介入2発目 ドル円チャート
10月21日(金)23時30分よりドーンとドル円が下落しています。
その下落幅、500PIPS強。
(まだ日銀・財務省から為替介入発表ないですが、ほぼそうであろうとされています。)

短期間で2回の為替介入があったことで、
日本及び米国の円安そろそろやめて感が出てきたと見てます。

なので、
今後当面のドル円・クロス円の買いトレードは、より慎重に見ていきたいと考えてます。

コメント

  1. 1ドル75円台の円高相場を経験してきたので、
    まさか円安での介入リスクを考えるとは思いませんでした。

    円高の時も急激であれはアレでやばかったわけで。

    急激な為替変動がまずいんでしょうね。

    世界は利上げなのに、日本は緩和継続なんで。

  2. 個人的には、
    ドル円はある程度の押し目つけてからダラダラ上昇していって、
    また高値越えて150円台くらいまでいくようなイメージでいます。
    (あくまでも個人的な意見。トレード判断はチャート形状していきますので。)

    為替介入も効果的にダウントレンド初期に入れば市場インパクトあるでしょうけど、
    なかなか現在のドル円相場だと相当な資金投入しないと厳しそうな気もしますので。

  3. 為替介入入りました。
    夕方にきたのは意外。

    リアルタイムでチャート見てなかったんで、なんか損した気分ですね。
    (僕はノーポジでした。)

  4. 2022年10月21日(金)23:30からドル円がドーンと下げ。
    (おそらく為替介入2発目とのことで。)

    短期間に2度の為替介入があったということで、
    今後のドル円価格の方向性を慎重にみていきたいところで。

    ドル円上昇にキャップが付いた感を見てます。

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