トレードでよく言われる「N字(エヌジ)」に関して解説します。
(とても基本的な内容となっています。)
N字とは、
その名の通り「Nの形でチャートが推移すること」を指します。
トレード視点から見ると、
トレンド発生時に「トレンド方向に価格が抜ける際のN字ブレイクがトレードポイント」になります。
また、
トレンド継続時にN字の形で連続で価格が上昇・下降する形もあります。
N字
以下は、レンジ相場からの上昇上抜けで、押し目を作ってのN字上昇の形です。
価格が一旦上抜けてから、押し目を付けて下降した後に再度上昇して上抜けする際に「N字」の形になっています。
トレンド発生後には、連続してN字の形を作っていく形となります。
以下は、連続で押し目を付けながらN字が繰り返されていくアップトレンド相場状況です。
(画像クリックで拡大)
N字はトレンド形成時にみられる基本的なチャートパターンとなります。
また、価格が下抜けしていく際には、Nを逆にした形で下抜けていきます。
これを「逆N字」とも呼びます。
以下は、Mr.Nさんです。
こういった方もおられるようですが…
N字ブレイクでのトレード
「N字ブレイク」とは、直近の高値を明確に上抜けて、
N字が完成したところで買いを入れていくトレード手法となります。
N字の形になった時には、トレンド方向に抜けていくことが前提となります。
トレンドが伸びにくいレンジ相場だと、
N字ブレイクでエントリーしても戻されての損切リスクが高いです。
以下、N字の形で上昇していく相場状況画像です。(画像クリックで拡大)
N字でのトレードは、基本的には直近高値を上抜けてから買いを入れていきます。
上記チャート画像の点線赤丸部分あたりとなります。
(下抜けの場合は、直近安値を下抜けてから売り)
明確に上抜けてからのブレイクエントリーは、
天井もしくは底掴みになるリスクもあり、
上抜けてからの押し戻りを待って、
更なるN字が完成する前にエントリーするトレード手法が様々工夫されてあります。
N字での様々なトレンドフォロー手法
以下、N字の形が出るチャート上でのトレード手法例です。
一回目のN字場面は、価格が上抜けてレジスタンスラインがサポートラインに転換した「レジサポ転換狙いのトレード」です。
(点線赤丸部分)
その後、大きく上昇してからの下落下げからの2つ目の点線赤丸箇所は、
多くの移動平均線(MA)に支えられて再度上昇していく場面での買いエントリー箇所です。
(グランビルの法則を利用したトレード手法)
N字ブレイクに移動平均線を加えた手法が、
いわゆる「グランビルの法則2番」のトレード手法となります。
N字解説まとめ
「N字」及び「逆N字」は、
トレンド中に出現するトレンド継続の形となります。
明確にN字が形成されてからのトレードは乗り遅れリスクもあるので、
様々な環境認識・テクニカル分析を絡めてトレード手法が工夫されています。
チャートパターンの中にもN字は度々出現します。
レンジ相場で出現するN字は、価格の伸びが期待しづらく負けやすいです。
トレンド継続中に出現するN字(もしくは逆N字)に絞って
トレードチャンスを狙っていきましょう。
コメント
インジケーター出し過ぎ
押し目・戻り目って、
「結局トレンド途中のレンジ」なんで、
自分としてはまずレンジを見つけて、
そのレンジの場所を相場分析・環境認識して判断し、
そのレンジをどっちに抜けるか、
そのレンジがどんな形状か(フラッグ・BOX、ペナント、トライアングル、など)、
そのレンジの上下限にレジサポラインがあるか、
(レジサポあったら、その場所でパターン出るか(Wトップ・Wボトム、HAS、ウェッジ等)、
を見ていきつつ、
トレード判断していくと。
まとめると、
『押し戻りは、トレンド途中のレンジの形』
ということで。
その押し戻りのレンジの形がチャートパターンになると、
よりトレードしやすくなる。