トレードにおいて「ピラミッティング」とは、
複数回に分けてポジションをエントリーすることを指します。

いわゆる「増し玉」「分散エントリー」と言ったりもします。

基本的には最初にエントリーしたポジションに利が乗って、
含み益の時に更なる利益を目指して追撃していく場合が多いです。

ピラミッティング増し玉fx

ピラミッティングとは、大元となる最初のエントリーにポジションを追加していくので、
ピラミッドのようにポジションを空く数回積み増ししていくことから、
ピラミッティングと呼ばれているんだと思います。
(個人的推測含む)

ピラミッティングの手法としては、「(W.D)ウィリアム・ディルバート・ギャン」というアメリカの投資家が考案したとされています。

伝説の株必勝法「W.D.ギャンの28鉄則」

またピラミッティングは、
伝説の投資家・相場師と言われるジェシー・リバモアが実践した投資手法でもあるといわれています。

トレード・投資における複数回に分ける分散エントリーのやり方としては、
「ドルコスト平均法」も手法としてありますが、
ピラミッティングの場合はもうちょっと概要的な名称と捉えていいかと思います。

また、「ナンピン」も複数回エントリーとして近い意味にありますが、
ピラミッティングは損小利大の投資を目指していくのに対し、
ナンピンは消極的な損大利小のなんとかそのトレードを切り抜けるエントリーという印象の言い方となります。

ピラミッティングのやり方

ピラミッティングのやり方としては、
最初にエントリーしたロット数から、相場が順行したら更にロット数をあげてポジションを積み増ししていくものです。

FXトレードにおいて解説すると、以下のような感じです。(画像クリックで拡大できます。)
ピラミッティングトレード例
上記チャートは、ドル円の日足チャートとなります。
点線赤枠箇所が買いエントリーとなります。

高値更新してアップトレンドとみてまず買いポジションをエントリー。
その後、押し戻しによる調整下げを経て再度高値更新してのアップトレンド継続。
高値更新を確認してピラミッティングによる増し玉を追加で買いエントリーしていきます。
(更にその後、相場状況に合わせて複数回買いエントリーを繰り返していく感じです。)

ピラミッティングのメリットとしては、
含み益を得ているトレンド方向に従ってポジションを増やしていくことができることと、
最初のエントリーの含み益を利用して更なる新規ポジションを建てることができる部分があります。

ピラミッティングをしていく場合の基本は、
最初のエントリーよりも2番目以降のエントリーの方が、
ロット数を増やした大きなポジションを持つこととされています。

その場合、最初のポジションサイズが一番小さく逆ピラミッドの形となります。

狙う方向と逆に相場が動いしてしまった場合には、
逆ピラミッドが崩壊ように利益が削られたり、
含み損が大きくなってしまう点がデメリットです。

ピラミッティング・増し玉をしていく際には、
事前にどういう箇所で買い増し(もしくは売り増し)をしていき、
トータルでどのくらいのポジション量を持つか、
利益確定による決済及び損切り箇所はどうするか等の、
トレード計画を事前に決めておくのがおすすめです。

実践に適した条件

ピラミッティングを実践する際には、以下の条件が必要となります。
  • 複数ポジションを持てる資金量(資金管理能力)
  • 複数ポジションをトレードできる計画性(トレードスキル)
  • ある程度の長期的なトレンド相場の状況

資金管理はトレードにおける重要事項です。

また、ピラミッティング(積み増し)を実践する際には、
トレード計画を明確にプランニングできるトレードスキルは必要になります。

トレードしようとしている通貨ペア(株式であれば銘柄)に、
ピラミッティングによる積み増しが有効な長期的なトレンドが出現している(もしくは期待できる)ことも必要条件となります。

複数ポジションをエントリーしていくピラミッティングは、
ある程度の長期保有が前提となります。

短期トレードでのポジション積み増しだと、
利益の効果が薄いことと、トレード自体がせわしなくなるからです。
(当然トレード戦略的に短期トレード・デイトレードでも使うことはあります)

ピラミッティングの注意事項

ピラミッティングの実践には、以下の注意事項があります。
  • 資金管理を徹底する(含み損が大きくなりやすい)
  • 逆行すると損切りダメージが大きいことに注意
  • 値動きによるメンタル的疲労に注意
複数ポジションをエントリーするので、資金管理は特に重要です。

また、
きちんとストップを入れておかないと、
狙うトレンド方向と逆行してしまった時に含み損が大きくなりやすく、
損切りとなった時の資金ダメージが大きくなりやすいです。

ある程度の長期的なトレードとなることが多いので、
値動きによるメンタル的な疲労に注意していきます。

やり過ぎないことが大事ですね。

ピラミッティング(積み増し・増し玉)も状況に応じて

複数ポジションをエントリーしていくのも、自分の資金量やトレード計画にあわせて実践していきます。

相場状況にあわせてトレードプランを立てて、
無理ない感じでトレードしていくのが大事だと思います。

また、実践しているトレードロジック・トレードルール通りにトレードすることが、
トレード成績を安定させるうえでも、メンタル管理上も大事です。

相場状況や自分のトレード状況に応じて使い分けていきましょう。