「わかるところだけトレードすればいい」とよく言われます。
わかるとこって、どこだよ!!
かつてよく思ったもんです。(遠い目)
相場も人生も、わからないことだらけです。
わかるとこってどこだよ!意味わかんねーよ!!
その気持ち、わかります。
「わかるところだけトレードする」という言葉の意味を簡単に解説します。
自分の得意なトレードパターンを作ってそれだけやる
FXでの「わかるところ」とは、
自分の得意パターンのトレードチャンスを指します。
まずは自分が最も得意とすべきトレード手法・ロジックを決めて検証します。
検証してその手法・ルールがトータルプラスになると確認できたら、
デモトレード(もしくは小資金トレード)で実践していきます。
例えば、以下の売りトレードチャンス例を… (画像クリックで拡大)
相場がWトップをつけて下落後、レンジ揉み合い後にラインと13EMAに反応して再度下抜けした場面です。
繰り返し安値を切り下げ高値も2度切り下げたので、
ダウ理論的にもダウントレンドとなります。
- ダウ理論でのダウントレンド確定
- 安値切りで売り
- ストップは直近高値外・利確は1:1で
こういったトレード手法が使える場面と言えます。
このトレードチャンスをチャート上で見つける練習をしまくって、
過去検証しまくってものにしていきます。
そしてデモトレード(もしくは小資金)で練習していきます。
そうやって身に着けたトレード手法、
「そのトレード手法のみ」をやっていくことが、
「わかるところだけトレードする」という意味になります。
あれこれ色んなトレード手法・トレードスタイルがありますが、
まずは一点突破でひとつだけ得意なトレード手法を身に着けます。
それのみを一定期間(数か月以上)トレードしていくことで、
相場観が磨かれてチャートを見る視点が一定化されていくわけです。
順張りトレンドフォロー目線がまずはおすすめ
もしこれから最初のトレード手法を身に着けていくのであれば、
「順張りトレンドフォロー手法」での目線がおすすめです。
トレンド反転を狙う逆張り手法や、
レンジ相場での細かい上下を狙う手法よりも、
相場状況判断がわかりやすく、
エントリーがうまくいったら利も伸びやすいです。
また、
多くのトレード手法がトレンドフォローをベースにしてことも重要です。
トレンドフォローの目線でチャートを見ていくと、その後も様々な手法を応用しやすいはずです。
まず、
トレードする目線判断(エントリー方向)を一定化させる。
トレンドフォロー手法で勝てるようになったら、
反転手法ととレンジ手法も取り入れていく。
その流れが適したFXの攻略法となります。
「日足の20MAに傾きがあり明確にトレンドが出ている相場状況での、1時間足でのチャートパターンで日足トレンド方向にトレードする。」
等のトレードルールを決めて検証していくのがおすすめです。
以下、ドル円でのトレンドフォロー手法例です。(画像クリックで拡大)
まずは、
長期足(日足等)のトレンド・レンジの形状を環境認識して、
それに従って短期足(1時間足以下等)でトレードタイミングを計ります。
(マルチタイムフレーム分析は、トレードに慣れてからやっていきます。)
最初はより長期足でのトレードからがおすすめ
できるだけ長期足(日足・4時間足・1時間足以上)でのトレードが最初はおすすめです。
5分足・15分足等の短期足でトレードしていくと、
短時間でトレードチャンスと思える個所がやってきます。
エントリーチャンスの判断が曖昧になりやすく。
自信が薄い初期段階だとポジポジ病リスクが高いからです。
(ポジポジ病は油断するとすぐなるんで、要注意です。)
長期足でトレードすると、比較的考える時間が長いので余裕が出やすいです。
とはいえ、相場状況にあわせることも…
長期足でのトレードのみだと、
相場状況次第ではトレードチャンスが激少ない場合もあります。
どの時間足をメインで監視していくかは、
相場状況にあわせて変えることも必要になってきます。
「相場の動きの中の、どの値幅をとっていくか」
「相場のどの波をとっていくか」
この部分を見ていきます。
とはいえ、まずトレード手法に慣れて自信つくまでは、
トレードチャンスの回数よりもトレード自体に自信を持つことが優先です。
トレード回数がある程度あることによって、
チャートを見ていく相場観に適度な緊張感を持ち続けられる要素もあります。
また、
ある程度の回数トレードして利確することで、自信の維持にもつながりますし。
難しい部分でもあります。
自信がある相場状況だけトレードする
なんにせよ、
自信のある相場状況だけトレードするのが正解です。
その為に、
自分なりの「自信がある相場状況」をロジック・手法で作っていくわけです。
自信があるからトレードする・投資する。
この前提が大事です。
なんだかんだで、10年やってもわからないところが多いのがFX。
だからこそ、できる限りわかる相場状況のみでトレードしていくのが大事ということですね。
コメント
いつも有難うございます。色々教えて頂いて凄く参考に成ります。エントリーポイントを中々見つけるのが大変で苦労しています。ナオトさんの動画は全部見させて貰っています。期待していますのて今後とも宜しくお願いします。
家吉さん、コメントありがとうございます!
トレードのエントリーポイントを見つけるのは、
(僕のやり方の場合ですが)
トレードロジック・手法をあらかじめ決めて、
それを過去検証して勝率・利率・精度を確かめて、
エントリーと決済・損切のルールをガチガチに固めておいて、
その上でルール通りの相場状況になったらエントリーする、
という流れが一番成績とメンタルの安定につながるとたどり着いています。
ガチガチにルール決めるとトレードチャンスは減りますが、
メンタル的には安定してトレードできると思います。
あとは、その時間にチャートを見れているか…
ここは工夫して自分がトレード可能な時間足を見つけていく、やり方を見つけていく、しかないのかな、と思ってます。
無理なく進めていかれてください!