「トレゼミ」(FXトレード塾)の大西講師のトレード手法
「Break&fibo(ブレイクアンドフィボ)」の概要とトレード状況を検証します。
Break&fiboは、大西講師がメインで使われているトレード手法です。
その推進波にフィボナッチリトレースメントを引いて押し戻りを図り、
フィボナッチ数(38.2/50/61.8)で押し目買い戻り売りをしていく手法です。
まずエリオット波動で言うところの推進波を判断することが重要なので、
環境認識・相場分析力が問われる裁量トレード手法になります。
以下、公開されているトレゼミ大西講師のトレード手法解説動画。
- 推進波を見つける (トレンド方向を決める1波目)
- フィボナッチを引いて押し目を待つ (フィボ61.8が基本)
(中級者向け手法・ストップ位置を自分で判断しなければならない。)
今回はBreak&fiboを検証。
Break&fibo トレードルールの注意点
- ブレイクした波(推進波)もフィボナッチを引いてトレードポイントを見定める
- どの時間足の波のトレードポイントかを見定める
- 長期足の相場環境が明確に変わるまでは、目線を変えない
(フィボ38.2、50、61.8)
日足の推進波の押し戻りなら、損切位置は日足の高値安値。
もしくは、各フィボ数あたりで、
日足の波なら1Hレベルでトレンドが合流する形を待ちたい。
(形とは、ダイバージェンス、1hレベルのトレンド方向への推進波、プライスアクション)
4Hなら30分足レベル、1Hなら15分足レベル、のパターンかプライスアクションを確認したい。
例えば週足・日足レベルのトレンド中で、天井底値圏に到達、20MAミドルを割ったり
トレンド転換を示唆する形がでるまでは、エントリー目線を変えずにみていく。
- 「Break&fibo」検証
- 【AUD/USD】トレード解説動画2022年10月27日※豪ドル【担当:大西先生】
- 【EUR/JPY】トレード解説動画2022年10月4日※ユーロ円【担当:大西先生】
- 【原油】トレード解説動画2022年11月1日※原油
- 【GBP/USD】トレード解説動画2022年11月11日※ポンドドル(1)
- 【GBP/USD】トレード解説動画2022年11月11日※ポンドドル(2)
- 【USD/CHF】トレード解説動画2022年11月11日※ドルフラン
- 【EUR/JPY】トレード解説動画2022年11月11日※ユーロ円
- 【NZD/JPY】トレード解説動画2022年12月21日※キウイ円【担当:大西先生】
- 2023年1月30日 ユーロオージー買い
- 【実践】先の見えないチャートでのルール検証
- トレゼミ大西講師のトレード手法関連記事
「Break&fibo」検証
トレゼミで公開されているトレード動画を基に、
break&fiboのトレード場面を検証します。
【AUD/USD】トレード解説動画2022年10月27日※豪ドル【担当:大西先生】
月足サポートラインからの4Hレベルでレンジ。
レンジ上抜けの押しを買い、週足-1σまでを狙ったトレード。
4Hのレンジ抜けからの押し目61.8で1hでピンバーできて上抜けで買い。
(1h→15mでトレンドが上になってから(TFB)入った)
ストップ30pipsくらい。190pipsくらい含み益。週足-1σが一旦のリミット。
「-1σに支えられて反発すると、強いトレンドという認識」 週足-1σが決済の目安
月足のサポートライン到達から、
反発上昇して週足-1σ上限までを狙ったトレード。
オージードル週足
下げ方向、-2σあたりから-1σ上限までの買いを狙ったトレード
左側に最安値のレンジネックラインのサポートはある。強いサポートライン。
(月足の終値サポートラインでもある)
日足
下げて底値圏。レンジから上昇。(今回のbreak&fiboは日足の20MAは無視してトレード)
4時間足
底値圏から上昇の推進波。押してMAゴールデンクロスも。
フィボナッチ61.8押しからの週足-1σ上限までの買いトレード狙い。
1時間足 (画像で「週足1σライン」は、正しくは週足20MAミドルでした。)
61.8押しあたりでトレードポイントとして。
1時間足のピンバー上抜けで買い。損切はピンバーの下。(もしくはフィボナッチ引いた起点でもok)
(ブレイクしてからの押し戻りフィボ61.8あたりで、ピンバーが出て上抜けることが重要)
(1Hでのピンバーブレイクが最終的なエントリートリガー)
30分足
上のピンクのラインが週足-1σ上限あたり。
そこ到達後、レンジを経て一旦の押しが入り、長期足的には上昇していった。
【EUR/JPY】トレード解説動画2022年10月4日※ユーロ円【担当:大西先生】
ユーロ円、あまりトレードしないそう。ボラが小さい。
(他の通貨ペアでトレードチャンスがあまりなく、それでユーロ円の短期トレードを)
週足、深戻りしてきてるので、高値更新はしそうだがそんなに上に伸びない可能性
(レンジ、もしくは反転のチャートパターン作る可能性ある場所になってきてる)
ただ、月足・週足は以前上方向の状況なので、上昇もありうる。
ユーロ円 週足
週足、伸ばすことよりも、早めに決済が無難 週足・月足はまだ上昇方向、上もあるかも
日足
日足、HASを否定して上昇上抜け、少しだけ。
そこからの深押し。上昇方向に強気の押しではなく、上昇勢い減退の深押し。
4時間足
上昇波にフィボナッチ引いて、61.8あたりの押しでトレード検討。
(大きく取ったフィボの38.2までをターゲット。利幅小さいので損切幅も小さくしたい)
1時間足
1Hでレンジ上抜け、推進波にフィボナッチ引いて38.2押しからの買いトレード
(3分割エントリー想定で1/3ロット数、そこから再度の押し入らず1/3ロットのまま)
エントリーはタッチ&ゴーで指値エントリー。フィボ38.2、50、61.8でそれぞれ指値買い。
【原油】トレード解説動画2022年11月1日※原油
4Hの波と1Hの波で上下狙ったトレードシナリオの解説
1時間でショートを見逃した後の4時間ロング
(裁量トレードの組み立て方)
大きな環境あまり考慮してない
環境認識難しい相場で、形が良ければ上でも下でも取れる相場で。
1時間足で短期下狙ってるが、4時間足では上狙ってる場面。
原油1時間足
1時間足でHAS完成からの下抜け。戻しから売り狙い(入れず)
原油4時間足
フィボナッチ61.8で反発するなら買いたい(上昇の形がでたら)
(今回は15Mレベルでピンバーでて、上抜けで買い)
61.8戻しまで待つ。
50だと入らない。中途半端に感じるそう。50から更に61.8まで戻すと感じるそう。
30分足
15Mまで落として、フィボ61.8戻しあたりでピンバーでて、小さいレンジ上抜けで買いエントリー。
ピンバー下に損切。(40PIPS)
【GBP/USD】トレード解説動画2022年11月11日※ポンドドル(1)
週足に押さえられた波を1時間のフィボ61.8戻しからの15分のPB
トリガー手法の形ができて、大局の方向に沿っていれば入る。
相場環境が続く限りは、同じトリガー手法を繰り返す。
(長期足が23.6下抜けて、38.2に届くまで、等)
とにかく同じトレードを繰り返している。
週足
赤丸箇所だと、まだ週足レジスタンスがある。
月足・週足だとまだ下げ方向の場面。週足で20MAが上にあるし。
1時間足
Wトップ下抜けからの戻し、フィボ61.8でトレード検討
15分足に落としてピンバーでたので売り。
(フィボ61.8で15Mでピンバー出たので売り。1hの波を取る目的で、15mでのPB)
【GBP/USD】トレード解説動画2022年11月11日※ポンドドル(2)
指標で狩られ建値決済
前回と全く同じトレードを環境が変わるまでやる
フィボ38.2までの環境分析(上昇の押し目のメドとして)
1時間足での表示
上記、前日のポンドドルトレードと同様、再度戻しが入って売り狙い。
break&fibo 61.8でプライスアクション見て売り。
大きく引いたフィボ38.2がターゲット。
(そこ到達で上方向に転換する可能性)
上昇方向に転換する可能性も視野にいれての売りトレード。
【USD/CHF】トレード解説動画2022年11月11日※ドルフラン
指標で狩られ建値決済
週足上目線、月足強い抵抗少し前
少し特殊なブレイク波に61.8を当てる
4時間足
週足が上方向なので(1σ上)、買い目線で狙っていく。
1時間足
1本でグーンと上昇した陽線の押し目61.8で買い。
(その後、指標で下ヒゲで狩られたそう。)
【EUR/JPY】トレード解説動画2022年11月11日※ユーロ円
週足BB+1σ、日足サポレジ(まだ上昇と見て)
珍しい指標での成り行きトレード
ブレイク&フィボ
日足
日足レベルのレジサポ転換ラインが引ける場所
(買い方向の形でたら買いたい)
→上昇方向のチャートパターン、プライスアクション、ダイバージェンスからの上抜け押し
1時間足
エントリータイミングでMACDダイバージェンスでている。
上抜けして、押してフィボ61.8押しで成行買い。
【NZD/JPY】トレード解説動画2022年12月21日※キウイ円【担当:大西先生】
撮影日:2022年12月20日
通貨:キウイ円
コメント:月足サポレジ。週足ダブルトップ右肩での4時間H&S。下目線でブレイク&フィボ61.8
ニュージー円 1時間足
月足のレジスタンスラインからの反発を根拠に、1時間足でHAS形成。
そこからの下げを狙ったトレード。
週足
月足レジスタンスライン手前で深戻し連続。揉んできてる。
1時間足
HASの右肩ネックラインを少し下抜けてから戻し上げ。
右肩起点からフィボナッチ引いて、61.8で売りエントリー。
キレイに下げて、日銀介入でドーンと。
2023.1.26 キウイドル
2023.1.26 ニュージードル1時間足
右肩ダマシのWトップ下抜けから、戻し上げfibo61.8で売り。(break&fibo)
延々もんだが、後日に下抜けていった。
2023年1月30日 ユーロオージー買い
日足のサポートラインで揉んでから短期上抜け、からの押しで買い。
フィボ38.2で反発上昇。
【実践】先の見えないチャートでのルール検証
Break&fiboの入り方がよくわかる動画。
コメント
2023年1月18日(水)日銀政策金利発表・ラスト黒田バズーカでドル円が分かりやすいbreak&fiboが使える相場に。
黒田バズーカで噴き上げ後、日足レベルの戻り売り狙い地点到達。
わかりやすいbreak&fibo手法が使える場面だった。
ドル円4時間足
フィボ61.8レベルで終値到着。
売り場。
ドル円5分足
わかりやすいN字を付けて下げ。売りチャンス多々。
Break&fiboは、
トレード時の相場分析・環境認識時に、
推進波が出現したことによって、
トレードする方向(買いか売りか)が決まり、
推進波の押し戻りを待って、フィボナッチ数(38.2、50、61.8)を目途にエントリーしていく手法。
環境認識とトレードロジック(手法)が同時に盛り込まれているので、
使用時の難易度は高いが、理解できれば使用意義はかなり大きい。
推進波を見つけるのがポイント。
トレンドの起点となる推進波が出たから、そっちの方向にトレードしていく意識を持つ。
break&fiboで入る推進波からの押し戻りは、できれば上げ下げ一発目で入りたい。
推進波からの押し戻りが、
(上抜けからの押しで買い狙いの場合)
一旦下げてから、「ある程度上げて」からの再度の下げとかでフィボ数届いても、
「ある程度上げて」がすでに3波目になってる可能性があるから。