「スケベロング」「スケベショート」「スケベトレード」とは、
通常のルール通りロジック通りのトレードの他に、
「もうちょこっとPIPSとれそうだなぁ… 」という希望的観測のもとに行われる根拠薄トレードです。
類義語に「おまけトレード」「余計なトレード」などと言われる場合もあります。
また、
「スケベ買い」「スケベ売り」とも言われますが、
「スケベロング」「スケベショート」の方が語呂がいいのかよく言われる傾向があります。
相場の方向性を(自分なりの解釈の中で)過信したものになりやすく、
また、リスクリワードが悪いエントリーになることが多く、
目標値に達しないまま大きな損切りになってしまうリスクをはらんでいます。
ポジポジ病の一種とも言えます。
多くのトレーダーがこのスケベ心に陥り、
そして想定外の損切りで1日の利益を削られて涙する日々を送っています。
スケベトレード・スケベショートの現実
以下の相場状況は、まさにスケベトレードと言える状況と言えます。(画像クリックで拡大)
スケベロングですね。
(2021年2月4日英国金利発表後の相場状況となります。)
指標発表後、すでに100pips以上の上昇後となります。
22:25で指標発表から1時間25分経過しています。
N字で上抜けを根拠に買いエントリー(スケベ買い)です。
相場状況的にも一旦の調整押し戻りが入ってもおかしくない箇所。
本来であれば利確して逃げるべき箇所でスケベロングですね。
相場の方向性としては上昇方向なんですが、
その日の相場としては上昇幅使いきっての調整戻しで損切りとなる箇所です。
(N字の安値ギリで損切すると―17pips程度)
スケベ心からくる、思い付きトレードに注意です。
「あとちょっと、あと3pipsだけ…」
このスケベ心が、-17PIPSの損切りとなるわけです。
また、スケベ心からエントリーした含み損時間は、
「こんなはずじゃなかった…」という思いで相当な精神的苦痛も伴います。
メンタル崩壊からの破滅型トレード、ポジポジ病発病への発展へ注意です。
「スケベトレード」言葉の使い方
以下、「スケベトレード」「スケベショート」の使い方例です。
- 「いや~、昨日最後の売りでその日の利益、ふっとばしちゃったよ~~」「スケベショートが祟ったねぇ」
- 「実は昨日、電車でスケベトレードしちゃって、今でられないんだよ…!!」留置所の中から
- 「ああん、おじさまったら、す・け・べ・トレード。♡」
ノーマルな使い方。
トレードじゃないかもですね。
妄想型でシクヨロです。
スケベ・トレードに本当に注意を!
「ちょこっとおまけで利益を」みたいなエントリーって、
何でか本当に天井・底を掴んでしまうことも多々あります。
そして、クソポジへ…
含み損を抱えての「祈りスタイル」
「クソッ、このクソポジがぁぁぁああああ~~~!!」
「なんで入っちゃったんだよぉ…」
こんな憤りを捧げつつ、建値に戻すのを祈り続けます。
(人間の本能部分がスケベにさせてしまっているのです)
本当にクソポジリスク高いので、
スケベショート、スケベロングには気を付けて!
関連用語
- ヤンキートレード
スケベトレードでの損切りに疲れたトレーダーが、メンタル崩壊の先にたどり着くことがある手法。
コメント
まぁ…
日々この感情との闘いってありますよねぇ…
チャートを見過ぎないのも重要かもしれないです。
スケベトレードは、本当に人間本能の与える悪影響部分だと思います。
特に値ごろ感トレード、スキャルピング、損大利小トレードの場合、
利食った後、損切の後にもスケベ心が芽生えやすいので、本当に注意を…
僕も何度も何度もクソポジを後悔して生きてきましたので…
笑いましたw
何よりですw