「カップアンドハンドル(Cup and Handle)」は、トレードにおけるチャートパターンのひとつです。
「カップウィズハンドル(Cup with handle)」と呼ばれたりもします。

取っ手のついたコーヒーカップのような形状のチャートになるので、そう呼ばれています。

Cup with handle
「カップアンドハンドル」はFXではマニアックなチャートパターンながらも、
そのチャートパターンの形状と値動きの特徴を知っておくことで、
トレードの対応力が広がると思います。


また「カップアンドハンドル」は、
投資家にして投資管理研究会社ウィリアム・オニール社の創設者・会長である「ウィリアム・J・オニール」氏が好んだチャートパターンとして知られています。


「オニールの成長株発掘法」ウィリアム・J・オニール著

ウィリアム・J・オニール氏は他にも著書があり、
1984年に『投資家ビジネス日報』紙を立ち上げられています。
知名度の高い投資家です。

カップアンドハンドル(Cup and Handle)のチャートパターン

「カップアンドハンドル」は、トレンド反転のチャートパターンと言えます。

以下のように、一旦形成したコーヒーカップ形の表面と思えるラインを抜けたら価格が伸びるとするチャートパターンです。
Cup and Handle
下落が始まった起点となる価格で一旦反発して押し目をつくり、
再び上抜けすることでアップトレンド継続と判断できるパターンです。

チャートパターンとして機能するものなので、
下落からのパターンだけでなく、上昇からの反転下げでも同じ形で使えるものです。

以下、カップアンドハンドルの形に近い相場状況です。(画像クリックで拡大)
Cup and Handle chart1
下落からの上昇に転じている相場状況です。
押し目調整下げを付けながら上昇上抜けしていっています。

カップアンドハンドルの特徴は以下です。

  • 下落(もしくは上昇)の起点となったラインで一旦反転する
  • いわゆる「押し安値」「戻り高値」はトレンド継続の抵抗体になりやすいです。

  • 上昇方向で意識されたラインで押し目を付けて、最後上抜けしたら強いアップトレンド継続
  • 再度高値を抜けていくことで、強いアップトレンド継続が期待できます。
    (ダウントレンドの場合もあり。)

以下、カップアンドハンドルのチャート画像例です。
Cup and Handle chart2
基本的なパターンの考え方を理解しておくことで、少し形が崩れても相場状況判断できると思います。

カップアンドハンドルのトレード使い方

トレードにおけるカップアンドハンドルのチャートパターンの使い方例を解説します。

  • ラインブレイク(順張り)
  • カップアンドハンドルの下落の起点のラインを押し目を付けてブレイクすることでトレードしていきます。
    Cup and Handle trade

  • 押し戻りで待ってトレードしていく
  • ラインブレイクを待たずに、押し目戻り目でのプライスアクションを見てトレードしていく手法です。
    ラインブレイクよりも早くエントリーできるので、利幅と損切り幅が有利になります。
    Cup and Handle tradesyuhou
    上記の場合はピンバー包み足のプライスアクションを確認して買いエントリー判断としています。

    時間足を短期足に落として早めにエントリー判断する場合もあります。
    (勝率や判断精度は短期足の方がリスキーにはなりますが)

  • ラインタッチからの逆張り手法(逆張り)
  • そのラインで過去何度も相場が反転していて、強く相場で使われていることが重要。
    Cup and Handle tradegyakubari
    ラインタッチからの反転下落でチョコッと利益を狙うのがポイントです。
    例えばボリンジャーバンドの3σに短期足でタッチしているなど、反転要素を複数確認することが重要です。

カップアンドハンドル以外のチャートパターンでもそうなのですが、
毎回バチっとキレイな形で出現することは少なく、ある程度崩れた形でパターンを形成することの方が多いです。

そのチャートパターンを形成していく仕組みを理解して、トレードに活用していきましょう。

カップアンドハンドルも、バシッときれいな形で出現することは少ないです。

意識されるであろう高値安値で一回相場が反転し、
再びトレンド継続方向に伸びていくチャートパターンの考え方で見ていくと良いかと思います。

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