人間には本能的に「承認欲求」「自己承認欲求」があります。
承認欲求(しょうにんよっきゅう)とは、「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という欲求であり、「尊敬・自尊の欲求」とも呼ばれる。
参照:wikipedia「承認欲求」
人間の感情に関わる本能は、お金をリスクに晒す投資ジャンルには影響大です。
人間に「承認欲求」あることで、投資・トレードにおいても承認されたい欲求がでてきます。
FXでも「承認されたい」「認められたい」欲求がでてくることで、
もっともっとの気持ちがトレードでも生れてくるわけです。
「承認欲求」があることで、トレードにもっともっとの気持ちが生じてきます。
ただ、FXトレードはリスクがある投資ジャンルです。
闇雲にトレードしていては、資金を減らしてしまうリスクがあります。
人間の感情である承認欲求が、
トレードへの判断を鈍らせる場合もあるので注意が必要です。
「プロスペクト理論」記事でも解説したとおり、
人間の本能部分は投資・トレードに不向きなように作られています。
それを理論で認識してリスク管していくことで、
利益を積み上げられるように感情を制御していきます。
そもそも「承認欲求」とは?
「承認欲求」とは、「誰かから認められたい」という感情を指します。
承認欲求自体は、行動のモチベーション(やる気)にもなりますし、
暴発すると自己顕示欲求となって嫌味的になってしまう場合もあります。
また、承認欲求には「他者承認」と「自己承認」の違いがあります。
- 他者承認
- 自己承認
他人から認められたいという欲求
自分の存在が理想とする自己像と重なるか、今の自分に満足しているか、自分自身での承認判断。
更には、上位承認・対等承認・下位承認の種類もあります。
- 上位承認
- 対等承認
- 下位承認
自分が他人よりも優位な関係で認められたいという欲求
(自分は偉い存在だ)
他人と自分の関係が平等であることを望む欲求
(人並みに認められたい)
自分が他人から蔑まれたいとする欲求
(ドМ気質・他者依存したい、保護されたいとする欲求)
また、アメリカの心理学者アブラハム・マズローは、人間の基本的欲求に承認欲求をあげています。
「マズローの5段階欲求(自己実現理論)」としての階層図が以下です。
承認の欲求が上から2段目に来ています。
他人からの評価よりも、自分自身の評価が重視される。
この欲求が妨害されると、劣等感や無力感などの感情が生じる。
参照:wikipedia「自己実現理論(マズロー)」
とされています。
承認欲求のFXでの影響例
自分のお金を証拠金としてリスクに晒すFXトレードでは、承認欲求も度々トレードに影響してきます。
以下、トレードに影響する具体例を挙げていきます。
- (トレードで)負けたまま終われない!もう1トレードしてプラスにしたい!!
- 想定以上の含み損になっても、損切りできない…
- もっと相場で勝ちたい!トレードで連勝したい!!
相場に自分を認めさせたい。(トレードで勝って終わらせたい)
自分を勝ちトレーダーとして自分自身が承認したい。
負けトレードを認めたくない。
(プロスペクト理論も影響している部分か)
まさに、トレーダーとしての承認欲求全開!!
トレードで勝ってお金を増やすこと自体が、承認欲求と直結している部分と言えるでしょう。
プロスペクト理論と繋がっている部分があることもわかります。
ポジポジ病の原因!?
承認欲求がトレードに大きく影響を与えるとしたら、
やはりポジポジ病の原因となってしまう部分が大きいと思います。
FXは本能の赴くままにトレードしていくと、ポジポジ病いきです。
相場に承認されたい、自分がトレーダーとして自分自身で承認したい、認めたい…
そんな本能的な欲求全開でトレードしていくと、
冷静な相場状況及びトレード判断できなくなるリスクが高まります。
ポジポジ病に気を付けていきましょう。
ポジティブに活かしていく
承認欲求は悪影響を起こすとポジポジ病やトレード過多に繋がりますが、
FXの取り組み方を適切に理解した上でモチベーションとして活かすこともできると思います。
承認欲求を活力にしていくのがベストだと思います。
人間の本能的な部分も理論で理解していくことで、
自分の感情に負けないようにトレードしていける一助となると思います。
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