FXで安定して利益を出していく為には、以下のような流れでやるべきです。
それを自身で過去検証しチャート上での理解を深めて、
実際のチャートでデモトレードか少額でテストしていき、
うまくいくと確信を持った上でお金を入金してリアルトレードしていく。
なんですが…
実際にチャートを24時間見続けられるわけでもなく監視時間も限られますし、
自分の都合でチャートを見たタイミングで、
思わずリスクリワード悪くてもトレードして失敗してしまうこともあります。
負けトレードや含み損を抱えている時間帯は精神的にも負担があり、
いつも通りの冷静な判断ができない場合もあります。
トレードルールを破って、自分の都合でトレードして失敗するパターンです。
相場の状況でなく自分の都合でトレードすると、
相場は自分の都合で動いてくれないので、トレードで負けやすくなります。
見切り飛び乗り・無計画ナンピン・ポジション塩漬けは、大負けしやすい3要素だと思います。
今回の記事では、
FXトレードでやってはいけない「自分都合でトレードして失敗する要素」を解説していきます。
自分の都合でルールを破ってトレードしていると、
損切りルールも曖昧になっていきやすく、結果大負けリスクが高まります。
FXは相場が上がるか下がるかで利益がでたり損失になったりします。
ルールを破って自分都合でトレードしていても、利益があがることもありますが、
そういったルール破りを繰り返していると、いつか大怪我をします。
安定して長期にわたってトレードで利益をあげていくには、
しっかりと「やってはいけいこと」を理解したうえで、
ルールを守って淡々とコツコツとやっていくべきです。
FXでやるべきではないこと
FXは最終的にリスクリワードがあっていて利益があがるものであれば、
アレはダメ、これはダメ、ということも無いと思っています。
運だけで利益を積み上げられる時期も確かにあるからです。
(かくいう僕も、初期にビギナーズラックで大勝ちを経験しました)
ですが、
FXで長期的に安定して利益をだしていくには、
「大損失を出す可能性が高い行動」を理解しておく必要があります。
FXトレードで「やるべきではないこと」は以下の事柄などです。
- 見切りでの飛び乗りエントリー
- 無計画なお祈りナンピン
- 損切りできずに塩漬けポジション長期保有
チャートをパッと見たら大きく動いてて、思わずポジションを持っちゃったパターン。
うまくエントリーした方に伸びてくれればいいのですが、
きちんと相場分析できてないと、すぐに反転したりするリスクも見逃しガチです。
自分がエントリーした方向と反対側に価格が動いた時に、
相場分析とトレードプラン無しに見込みでナンピンしてしまう行為。
「祈りスタイル」とも言われています。
うまく価格が思う方向に戻ってくればいいのですが、
そのまま戻らず反対側に行きっぱなしで口座資金の大部分を失う結果も待っているリスクがあります。
損切りができずに含み損が大きくなってしまい、
開き直ってそのまま価格が戻るまで持ち続けるパターン。
確かに時間を経て価格が戻る可能性は高いのですが、
トレンド転換してそのまま突っ走るリスクもあるわけです。
塩漬けしちゃうと、損切りするタイミングを逸してしまうのです。
それぞれ、高いリスクを抱えた行為です。
簡単にそれぞれを解説します。
見切りでの飛び乗りエントリー
大きく動いている相場での飛び乗りエントリーの、すべてがヤバいわけではないです。
きちんと相場分析できてて、このブレイクは伸びる!と
「根拠をもって判断」したうえでの飛び乗りはトレードとしてアリだと思っています。
ですが、
なんとなしにチャート見たら、ガガガっと動いてて、
えーい、ままよ、と相場分析せずに飛び乗るのはリスキーです。
すぐ反転していく可能性もありますし、
指標や重要人物の発言などのイベントなどで乱高下している可能性もあります。
きちんと相場分析・環境認識したうえでトレードしていくべきです。
以下は現在のユーロドルの5分足チャートです。
レンジから高値を上抜けブレイクしていて、しばらく上に行きそうにも見えますが…
同じ時間のユーロドル1時間足チャートは以下です。
1時間足チャートでみると、まだダウントレンド継続中で50MAに反応して落ちそうにも見えます。
買いか売りかどちらかというと、売りのチャートにさえ見えます。
価格が大きく動いている相場をみたら、まずは相場分析をしてみて、
飛び乗ってもいい相場状況かどうかを見ていくことが重要です。
- そのまま伸びる大きな値動きか?
- 指標・重要人物発言などのイベントでの乱高下ではないか?
- 通貨の相関性効いてるか?
→複数の相関性通貨ペアが同時に動いてる、一方向に動きやすい性質があります。
こういった部分を分析した後に、トレードしていきましょう。
無計画なお祈りナンピン
含み損ポジションを持った場合に、
自分の資金量やトレードプランにない「無計画なナンピン」は危険です。
無計画なことが問題です。
計画的にリスクリワードと資金管理をしたうえでのナンピンは、
トレード手法としてアリだと思っていますが、
価格が戻るかどうか判断できない状態でトレードルールを破り、
祈りながら無計画にナンピンしていくのは超リスキーです。
祈りスタイルは、よくないです。
祈るなら、損切りして相場分析して、次のトレードルールに合致した相場状況を待つべきです。
計画的戦略的なナンピン(分散エントリー)はアリなんですが、
反対側に行ってしまった場合に何となしのナンピンは怖いです。
損切りするタイミングを逸して、
口座資金の大部分を強制ロスカットで失う可能性すらでてきます。
損切りできずに塩漬けポジション長期保有
ひとつ前の無計画ナンピンと同じような部分になるのですが、
価格が戻るかわからないのに、損切りしないで塩漬けするのはリスキーです。
相場は確かにエントリーしたチャートよりも大きな時間足で見ていくと、
トレンド転換して反対側に向けていくまで猶予がある場合が多いです。
ですが、
そのまま反対側に抜けて行ったら、損切り幅も大きくなり、
リスクリワードも全く合わないトレードになる可能性が高いわけです。
ポジションの塩漬けと近い部分で、損切りしない無茶トレードに「ヤンキートレード手法」があります。
初心者トレーダーの時期に誰しもが一度は経験した可能性がある手法です。
参照:ヤンキートレード手法
破滅に向かっていきやすいので、注意が必要です。
自分都合トレードの理由は精神的なもの(メンタル)
このような相場状況を無視した「自己都合のトレード」は、
なんらかの精神的な部分に起因されることが多いと個人的には思っています。
(当然、相場分析力が未熟な初心者時期にも起こりうると思います)
- 「今日、負けてるから苦しい相場でも何とか取り返そう…」
- 「待つのに疲れた… あ!動いてる!飛び乗ろう!!」
- 「やべっ!含み損になった… あ~あ… 損切りラインを超えた…(塩漬けに)」
- 「ああ… 含み損でかくなった… もぅヤケクソ勝負でナンピンだ!これで負けたら… (けっこう負ける)」
こんな感じの精神状態、FXをやっていたら誰しもが経験すると思います。
FXはお金を扱うものなので、精神的な負担が大きいです。
その為、冷静な判断ができないタイミングが常に襲ってきます。
淡々と、検証済みのトレードロジック(ルール)のみをやっていくべきですが、
メンタル的な乱れによるトレードのぶれリスクは、常にあります。
どんなベテランでもやってしまう怖さがあります。
あの伝説の相場師ジェシーリバモアでさえも、何度もルールを破って破産しているわけです。
自分の中で「やってはいけないこと」をしっかりと自覚し、
トレードルールに従って淡々とコツコツとやっていくべきなのがFXです。
自己都合トレードの対策としては
自己都合のトレードをしてしまう対策としては、
いわゆるポジポジ病の一種でもあると考えられるので、
デモトレード口座を開いて、実弾エントリー前に探りポジションもってみたり、
通常のトレード口座よりも小資金口座を用意して、
最初のポジションはそちらの口座を使用する、等がいいと思います。
とはいえ、最終的には
失敗を繰り返して痛い思いをして学習していくことが多いと思います。
なるべく痛い思いは小さくてすむように、
トレードが安定するまでは小資金からやっていくのがおすすめです。
失ってもいい資金は、無いはずです。
ポジションを持つ前に、
損切りラインをキチンと決めておいて、
トレード手法のルール通りトレードしていく、
これしかないです。
最後に
今回の記事でご紹介したFXでやってはいけないことは、
正直僕自身も現在も思わずやってしまうことが無いわけではないです。
そういう時にはすぐにポジションを手仕舞いして、気分転換に外にいきます。
人間の精神は、そんなに強くないんだな、と本当に思います。
だからこそ、淡々とトレードルール通りコツコツとやっていく。
チャートを見る時間が短いときや、
バタバタしてて落ち着かない中では無理してトレードしない、
そういった心がけや自分のトレードに向かう手法以外でのルールも大事だと思います。
しっかりと、無理なくトレードを継続して利益を積み上げていきましょう。
コメント
具体的な事柄が書かれてて、参考になります。
私もこれまで祈ってきたのかもしれないです。
ブログ更新に期待します。
タケザキさん、コメントありがとうございます!
今後もマイペースで頑張ります!