ジェシーリバモア伝記本読んだ感想解説動画


伝説の相場師(投資家・投機家)として有名な「ジェシー・リバモア」の伝記本を読んだんです。

400ページ以上のボリュームながら、3日で完読。
他のことそっちのけでとりあえず読破しないと気になってしまう性分なんです。

ジェシーリバモアは、1910年代から1940年くらいまで活躍した相場師で、
時期的には第一次世界大戦のあたりから、第二次世界大戦くらいの時期。

FXの為替相場ではなく、株式投資と現物先物商品取引での投資ジャンルでした。

ジェシーリバモアの人物と名前は知ってたんですが、
詳しい経歴や人物像の記載されてる伝記本がかなりいいと聞き、
僕もこれまでとこれからのFXに関わる人生の参考として読んでみました。

ジェシーリバモア本

ジェシーリバモアの伝記本は、アマゾン通販でオーダーしました。
オーダーしてから1日で到着。便利な時代です。

かなり濃い内容で、読み応えがありました。
ボリューム凄かったですが、時間を忘れて読み進められました。

感想をひとことで言うと「FXトレーダーなら、読んでおいた方がいい」ということです。

参照:「世紀の相場師ジェシー・リバモア (海外シリーズ)」伝記本ページ

ジェシーリバモア伝記本を読んだ個人的感想

ジェシーリバモアの伝記本を読んで印象的だった部分は、
ジェシーリバモアは個人トレーダーとして相場で投資し続けた部分です。

伝説の相場師なんて大きな感じになると、一般的なトレーダー的手法というよりも、
長期的なファンダメンタル的な要素をみてリスク低めでってイメージでしたが、
リバモアのトレードは基本的に短期目線での一発ドカントレード。

若い頃のあだ名が「突撃小僧」と言われたそう。
そしてその後が「ウォール街のグレートベア」で、空売りから入って巨額の利益をあげると。

今でいうと完全にテクニカル重視の取引手法で、
今から100年近く前の時代で、
チャートパターンやプライスアクションの概念も殆ど無かったにもかかわらず、
独自にティッカーテープ(今でいうプライスシート)の変動を調べて規則性を読み、
自分のトレードに取り入れて利益をあげていたという。

そして、それをとにかく秘密裏に行って、後年まで洩らさなかったそう。

ジェシーリバモア

ジェシーリバモアが1929年に大儲けした当たりの絶頂期の写真。

リバモアの伝記本を読んでいくと、
トレードをしているリバモアの当時の心理描写もうまく書かれていて、
金額や規模スケールは違えど、トレーダーであれば頷ける箇所が多いと思います。

ジェシーリバモアが自分のテクニカル手法のみに集中する為に、
その他から入ってくるインサイダー的な情報もシャットアウトしたり、
徒党を組まずに自分だけでトレードしていく個人主義であることなどは、
僕も自分がFXをしていくうえで特に頷ける箇所でした。

こういった部分で、
トレードで利益をあげていく為に、メンタル的要素を重要視していたわけです。

また、リバモア自身が読んだ想定通りに相場が動いたのに、
エントリーしたタイミングが遅かったせいで破産してしまったエピソードなど、
FXや株式投資などをやっているものであれば、本当によくわかる話だと思います。

巨額すぎるスケールで稼いだジェシーリバモアは足跡を見ると超偉大すぎるも、
この伝記本を読むと一介の相場師として等身大を理解できて興味深かったです。

大きな金額を扱うグレードベアジェシーリバモアも、
個人FXトレーダーの自分と同じような悩みを抱えていて、
どういう方法で手法やメンタルを管理していったかがわかる本、というのが本の感想です。

今後FXや株式投資をやり続けていくのであれば、
是非一度読んでおかれるといいと思います。

リバモアは何故悲惨な末路となったのか?

ジェシーリバモアは、何度もトレードに失敗して破産しています。

その度にトレードで再起していくんですが、
最終的には63歳の時にピストル自殺して果てています。

15歳から株式投資をはじめて勝ちまくるけども、
大きな勝負で負けて破産をして、再起して、を繰り返してるんですが、
ブっこむ時に全力で突っ込みまくるから負ける時も大きいと。

後年はリスクヘッジしながらトレードしていくわけですが
(そりゃそうですが…)
最終的に家族の不和で離婚と離散に疲れ果てたようで、
鬱状態になって自殺してしまったようです。

年齢的にも老人の年なので、本当に疲れちゃったんだと思います。

若いときにはエネルギッシュで何度も再起して凄かったわけですが、
ずっと相場を張り続けて消耗が激しかったという。

トレードを日常的にしていると、
勝つことが普通になって負けると大きなストレスを抱えるわけで。

なので、
相場を張ることは精神的に本当に疲れる仕事であると思います。
(リバモアも、ストレス解消の為に釣りをしている描写などがありました)

ドロシーリバモアと豪邸

リバモアの投資で稼いだお金で、豪邸も建てられましたし、
湯水のように家族がお金を使いまくっていたようです。

歴代の奥さん達も、金金金の生活になってしまったとのこと。
そりゃそうですよねぇ。

ジェシーリバモア家族

リバモアの二人の息子と、2番目の奥さんドロシー。

長男のリバモアジュニアも、若い頃から無茶な生活スタイルで、
最終的にジェシーリバモア存命中に悲惨な形で先に亡くなりました。

息子が先に亡くなっちゃったことで、
老人になったジェシーリバモアも落ち込んだことでしょう。

相場で勝ちまくって巨額の現金を得ても、
家族が不幸になったり自分が落ち込んだりしたら、元も子もないわけで。

でも難しいですよね。
リバモアくらいの相場師なら、相場を張らないわけにはいかないと思うので…

FXトレーダーがジェシーリバモアから学ぶべきこと

僕みたいな個人トレーダーが思うのは、
自分の生活とお金を増やす為の投資活動(FXでも株でも)のラインを引くことが重要なんだと思いました。

何の為に投資をやっているか。
家族や自分の生活を豊かにするため。

で、FXでも株でも、
利益をあげるトレーダーがいればその一方、
損失をだすトレーダーもいるわけで、
人間の欲望と絶望が渦巻くゼロサムゲームの現実を理解することも必要だと。

例え今は勝っていても、いつ自分が損失をだすかわからないし、
勝ってるうしろには、必ず負けている誰かがいる、という現実。

謙虚に慎重に構えて、
身の丈に合ったことをやっていく、ってわけですね。

その他にもいろいろ考えさせられることがありました。

ジェシーリバモアの投資家手法

ジェシーリバモアの伝記本には、リバモアが用いた投資家手法の解説もありました。

実際に晩年期にリバモアは投資手法の書籍を出版してるのですが、
内容的に当時はそんなに理解されなかったようです。

今だからこそ、チャートを基に理解できる部分もあると思います。

簡単に幾つかを羅列します。

  • ピボタル・ポイント理論
  • 相場の転換点となる「ピボタルポイント」をタイミングにしたトレード理論。
    相場の上げどまり、下げ止まりの高値安値を確認し、
    探りの小口取引から、分散エントリーしていく手法。

  • スキャルピング
  • 若い頃のリバモアの手法は、基本的に短期売買のスキャルピング。
    取引規模が小さい時代は、スキャルで資金を増やしていったそうです。

  • 10パーセントルール
  • 投下した資金の10パーセント以上の損失を出さない。(損切りする)

  • しばしば休みを取り、相場から完全に離れる機会をもつ
  • ずっとトレードしないで、休息をとって気分転換する重要性を説く。

ジェシーリバモアの投資に関する名言

伝記本の中で書かれたリバモアの名言だったり、投資に関する教えを羅列します。
現在のFXトレードや株式投資でも、通用する概念ばかりです。

  • 投資で成功を望むなら「タイミング」「資金管理」「感情の制御」を心しておかなくてはならない

  • 実際に金を賭ける
  • 実際に金を賭けない限り、自らの判断を試すことはできない。
    それ以外に自らの感情や心理をテストする方法はないからだ。

  • テープの数値こそ真実であり、そこに示される内容に逆らうな!
  • テープとは、価格を指し示す意味だと思います。
    価格の流れに従ってトレードせよ、というわけですね。

  • 自分の中のルールを破った時に破産してきた
  • 他者の言葉を鵜呑みして大勝負して破産したり。

  • 相場は常に正しい。間違えを犯すのは自分。
  • トレードで失敗した際には、自分の間違え(失敗だった部分)を認めて修正することが大事。

他にもたくさん伝記本の中に登場したんですが、
FXトレーダーの参考になるものばかりでした。

最後に

我々個人トレーダーと同じように精神を擦り減らして相場と戦ったジェシーリバモアから、
メンタル的な管理の重要性がわかると思います。

自分のことのように伝わってきました。

時代が変わっても相場をつくるのは参加する群集心理であることは変わらないわけで、
書かれている内容はトレーダーであればリアリティを感じるはずです。

FXや株式投資と、自分の人生を、どう向き合って折り合いをつけていくか、
そんな部分を再度深く考えさせられる一冊でした。

FXやトレードをしていくのであれば、おすすめです。

参照:「世紀の相場師ジェシー・リバモア (海外シリーズ)」伝記本ページ