トレードで使用するテクニカルインジケーターは、
特に初心者時期にはトレードの指針として重宝するものです。
ただ、
そのテクニカルインジケーターの「サインそのままだけ」で常勝できるものでもなく、
トレードにおける使い方を工夫していかないといけないです。
参照:FXテクニカルインジケーター種類と活用法まとめ
(テクニカルインジケーターも、色々な種類があります。)
テクニカルはトレードの指針としつつも、複合的なトレード判断をしていきます。
テクニカルインジケーターのトレードで使う考え方と、
それを複合してツール化された「サインツール」の場合とを解説していきます。
テクニカルインジケーターの優位性
テクニカルインジケーターのトレードサインは、
一定程度以上の優位性があるものです。
- 移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロス
- MACDやストキャスティクスにみられるダイバージェンス現象
- ボリンジャーバンド3σタッチからの一定程度の反転戻し
などなど… (上記は一例です。)
サインがでたらその後、一定程度トレードの有利性がある傾向となります。
(絶対ではないので損切り設定を置いてトレードします。)
その後、時間が経過すると有効性は薄れていく傾向となります。
(より長期足チャートのサインに回帰していく傾向です。)
長期足チャートでのサインであれば、
より長い期間有利性が持続する傾向となります。
以下、ユーロドル4時間足チャート画像です。(画像クリックで拡大)
MACDダイバージェンスからのWボトム上抜け。
ボリバン3σタッチからの反転下げ。(同時に100MA反応でもある)
MA2本のデッドクロスからの価格下落方向へ。
最終的には長期足トレンドのダウントレンド方向へ回帰しています。
トレード手法と組み合わせて使用する
テクニカルインジケーターのトレードサインは、
それ単体のみでのトレード判断もできますが、
より精度を上げる為にトレード手法(ロジック)と組み合わせて使用することがベターです。
例えば、以下のチャート画像でも複数のサインが出現しています。(画像クリックで拡大)
レンジ相場が続きMACDのダイバージェンスが出現。
レンジ下抜けしてMAデッドクロスして下げ。
更に調整戻し上昇を一旦するも、グランビルの法則2番で再び下げ方向に。
複数のテクニカルサインが出現して相場が下げていくことで、
より明確な売りトレードチャンスと判断していける流れとなります。
トレードにおけるサインツール使用の考え方
有料で売られている「サインツール」商品があります。
参照:FX商材のMT4設定「トレードサインツール」使い方と功罪
こういった商品は、
複数のテクニカルインジケーターの要素を予め組み合わせて検証し、
勝率高くトレードできるように構成された複合テクニカルインジケーターと考えられます。
そのまま実践していきつつも、
ツールに採用されているロジックを学習して理解し、
トレードの根拠に合わせてトレードし続けられるようにしていくのが適切です。
トレードサインの理由を知っていくことで、
よりメンタル的にも安定してサインツールを使えるようになるはずです。
まとめ
テクニカルインジケーターは、トレード判断要素として複合的に使用していきます。
ロウソク足自体も、始値終値高値安値のテクニカルを集約したサインです。
形成されていく意味を知っておくことで、トレード材料として使えます。
相場が形成される材料が増えることで、
より明確なトレードチャンスが判断できるようになります。
その部分を(メンタル的な安定も目指す意味で)トレードルール化・ロジックとして実践してトレードしていきます。
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