気がついたら4月も下旬になってきてて、
今年も僕自身は2月に確定申告を完了させました。
FXをやっていて安定して利益があがるようになると、
いきなりドワーっと利益が膨らんでいく時期がやってきます。
バクバクの利益となったら「確定申告」をきちんとやっておくべきとなります。
FXの場合は、年間20万円以上の利益がでた場合に、確定申告する義務が生じてきます。
(給与所得等が他からある場合。ない場合は38万円以上より)
確定申告をする義務を知らないでスルーしちゃってて、
それが例え悪意なく無知からくる怠りだったとしても、
過去には脱税容疑で逮捕されちゃったトレーダーも実在します。
また逮捕されなかったとしても、
税務署や国税局に指摘されてから修正申告したとしても、
無申告加算税や延滞税が莫大な利率でかかってくるので注意です。
というわけで、
FXでの年間利益が大きくなってきたら、
しっかりと確定申告して納税していきましょう。
FX申告漏れによる脱税容疑逮捕の過去実例
FXで莫大な利益をあげたが、それを税務申告しないで脱税で逮捕された実例は多数存在します。
というか、
けっこう新聞とかテレビとかでのニュース報道にもなってたりするので、
耳にされている方も多いと思います。
FXでの脱税逮捕の傾向としては、
億単位の利益がありながら税務申告を忘れている場合です。
FXで莫大な利益を出した後に、
いきなり国税局が家にガサ入れにきて逮捕されたとされる60代主婦の「池辺雪子」さんも有名です。
(僕も本を以前読みました)
以下は、その本。
池辺雪子さんの本は、現在販売されているのは上記のもの。
僕が本を読んだのもだいぶであり、脱税の件もFXでの利益も、だいぶ前の話ではありますが…
たしかマイナー通貨ポジションを持ってたら、
忘れてるうちに爆上げしてた、みたいな話だったと思います。
しかも脱税逮捕の時も、だいぶ高齢(60歳くらい)だったこともあり、
よくわからなくてそのままにしておいたら、
いきなり国税局が複数人で尋ねてきてタイホされた、みたいな話。
こういう話って、けっこうあるので注意が必要ですね。
FXトレードでの利益があがりだしたら、
特に注意してしっかりと確定申告していきます。
FXでの確定申告に関する知識
僕もそんなに詳しいわけじゃないのですが、
それでも自営業者として毎年確定申告をやってきました。
(現在は完全に税理士さん任せにしていますが)
FXでの年間利益が20万円以上を超えたら確定申告必要になるわけですが、
(他から給与所得等がある場合は20万円以上、ない場合は38万円以上から)
個人事業者の場合のFX収益は「雑所得」の部分になります。
覚えておいた方がいい知識を幾つかお伝えします。
- FXによる損失も繰り越せる(FX国内業者利用の場合)
- 青色申告で手続すると、控除が受けられる
- 日本国内FX業者の個人利用でのFX課税額は20%程度
- 決済してない保有中ポジションは課税対象外
- 経費部分を計上していける
その年のFX収益がマイナスだった場合、翌年以降のFX収益部分の課税対象にマイナス繰り越しができます。
(支払うべき税金が翌年以降減額できる)
帳簿書類とその保存をすることが義務付けられますが、
青色申告にすると最高65万円を控除することができます。
(僕は税理士さんに対応していただいています)
ある程度利益があがって安定していたら、税理士さん経由での青色申告がおすすめです。
国内FX業者における個人でのFXトレード収益への課税額は20%程度(一律20.315%)です。
「申告分離課税」の形式となります。
(15.315%(所得税15%+復興特別所得税[所得税15(%)×2.1%=0.315%]後程住民税5%も課税有り)
海外FX業者の場合は「総合課税」での「累進課税」で利益額によって課税額が大きくなるので注意が必要です。
「総合課税」分での住民税は、一律10%となります。
法人口座の場合は、課税額がかわってきます。
国内FX業者であれば、基本的には年末くらいに決算資料が作成できます。
(FX業者より提供されます。わからなければ利用しているFX業者に問い合わせるのがおすすめです。)
その際に、未決済の保有中ポジションは課税対象外となります。
FX収支以外でもそうなんですが、業務にかかった経費を計上できます。
経費を計上することで、課税対象額が少なくなります。
FXに関する経費
FXトレードでの確定申告をする際に、経費計上できるものを幾つか解説します。
基本的には「業務に関係する必要なもの」が経費として計上できるものです。
- 税理士費用も経費にできる
- パソコンや通信費など
- セミナーや情報商材代も経費にできる
- 会議費(喫茶店や飲食店での打ち合わせ)も経費に
いきなりですが、税理士費用は経費になります。
青色申告手続きをしてもらうことで、65万円以上の控除にもなりますし。
手間も心労も減るので、ある程度の利益が安定化しているのであればおすすめです。
FXトレードに使用するパソコンや、インターネット接続の通信費、
また記録に使うノートや文房具なども経費になります。
FXトレードに関するものなので、セミナー参加費やその交通費、
情報商材やFX塾に参加した費用なども経費(研究費)となります。
トレーダー仲間たちと集まって打ち合わせで使用した喫茶店代や、飲食代も経費になります。
会議費という名目になります。
本当に経費は様々なシチュエーションで必要になってくるので、
とにかく領収書をとっておくことが重要になってきます。
FXトレーダーの法人化に関して
年間収益が少なくとも「2000万円以上を3年連続」であがっていて、
税理士さんと相談のうえ、法人化した方が税制上有利な場合には検討もアリだと思います。
年間売り上げ1000万円以上を3期続けると、税金にも消費税がのってきます。
消費税は売り上げに掛かってきます。
(2020年現在、僕が聞いている話です)
専属の税理士さんにお願いするという前提のうえで、
法人化して経理上最適化していくのを検討するのもアリだとは思っています。
ただ、
FX法人口座の税率は個人口座よりも高い場合が多く、
利益が増えていくと、日本国内FX業者で法人口座の実効税率は50%程度と言われています。
(法人税となるので計算ややこしいですが、大まかなイメージで)
経費計上の部分や、様々な法人メリットもありますが、
法人としてずっと税理士さんとやっていくことになるので、
ある程度の安定利益があがっていく前提である必要があります。
個人的には、
できれば個人事業主でずっとやれた方が気楽でいいんじゃないかな、とは思います。
ここらへんも税理士さんに相談しながらやるのがいいと思います。
税理士に任せるのが最適
というわけで、なんだかんだで税理士さんと相談しながら、が一番だと思います。
FXでトレード成績が安定していき、
年間300万円以上くらいの安定収支がでてくるようになったら、
税理士さんと相談して確定申告をやっていくのがいいと思います。
税理士費用も経費になるので。
青色申告にしてもらえば、
300万円以上の収益があれば税理士費用を使っても、
手間暇考えてもトントン以上になると思います。
以下、税理士探し関連のサービスです。
(税理士探しにも、色々WEBサービスあるのでご利用ください)
コメント
FXの場合は、税務的には法人よりも個人アカウントの方が税制上有利です。
なので、税金対策としても法人化する意義が他の商売に比べて薄いと個人的には思っています。
なんですが、トレード自体は個人アカウントでしていって、法人で税務対応するやり方もあるそうです。
トレード収益が大きくなってきたら、経験有る税理士さんに相談していくのが良いと思います。
僕の個人的な理解として「保有中のポジションも課税対象になる」と長らく思ってました。
2020年2月某日に色々調べたら、「保有中の未決済ポジションは課税対象外」とのことが判明しました。(変わった??)
ということで、記事中も修正入れました。すいません。