トレード時に、「どの通貨ペアでトレードしようか」と考えます。
その際に、
通貨ペア「ユーロポンド(EURGBP)」を見ることで、
ユーロとポンドのどちらの通貨ペアがトレードしやすいかを計ることができます。
そのやり方を簡単に解説していきます。
ユーロポンドは、ユーロとポンドを合わせた通貨ペアとなります。
当たり前か…
まず、基本として以下の通貨ペアごとの相関性の見方は理解しておきたいです。
参照:FX通貨ペアごとの相関性見方とトレード活用法
ユーロポンドの強弱見方
ユーロポンド(EURGBP)の値動きによる、その他の通貨ペアの特性は以下となります。
- ユーロポンドが上昇している → ユーロ円が上昇しやすい・ポンド円が上昇しにくい
- ユーロポンドが下降している → ユーロ円が下降しやすい・ポンド円が下降しにくい
以下、ユーロポンドを見る時の概要チャート画像です。(画像クリックで拡大)
例えば、
ユーロポンドの上昇が強い相場状況では、
ユーロ円の方がポンド円よりも上昇していく力が強いと考えられます。
(ユーロとポンドでの通貨での比較理論。実際の値動きやPIPS幅はケースバイケース)
ユーロポンドが上昇しているということは、
ユーロが買われてポンドが売られている状態となります。
ユーロポンド以外の通貨ペアで、ユーロクロス、ポンドクロスをトレードする場合、
このユーロポンドの状態が通貨ペア選びの要素として見れるわけです。
以下、ユーロ円、ポンド円での例です。(画像クリックで拡大)
ユーロ円とポンド円の上昇の感じが、ユーロ円の方がレンジになってるのがわかります。
クロス円を買う場合、どっちかというとポンド円の方が上昇しやすい相場と言えました。
そういった部分を、
ユーロポンドの値動き状況みることで判断材料のひとつにできるわけです。
当然ながら、ユーロポンドの値動き方向性以外の要素でも相場は動きます。
あくまでもトレード要因のひとつとしてみていきます。
他の通貨ペアで応用も可能
ユーロポンド以外でも、複合通貨ペアのトレンド・ボラティリティを見ることで、
通貨の値動き方向性、トレンド強弱を判断することが可能です。
通貨ペアの強弱(最も買われている通貨、最も売られている通貨)を見ることで、
より相場が伸びやすい通貨ペアを判断することが重要です。
トレードする通貨ペア選択の要素
今回はユーロポンドを例にして通貨ペアの値動き強弱の判断方法を解説しました。
それ以外でもトレードする通貨ペアの判断方法は多数あります。
- トレンド
- ボラティリティ
- その他にも色々と…
トレンドが明確な通貨ペアでトレンドフォロー手法を実践するのが王道です。
値動きが大きい通貨ペアが、トレンドが伸びやすい傾向にあります。
相場を動かす材料・ニュースが多い通貨を調べてトレードします。
通貨ペア以外の要素で相関性を見るのも重要です。
参照:相関性連動性を活用する方法【ドルインデックス・NYダウ・日経平均株価】
相関性を見るのに参考になるFX教材
- FXismデイトレ大百科(及川圭哉FX教材)
- マエストロFX
- トレンド・ディスカバリーFX(関野典良)
5分足のデイトレ手法ながら、ユーロポンドの判断方法を動画で分かりやすく解説されていきます。
通貨ペアの相関性を基本から。
通貨ペアの強弱判断をトレード手法として解説してくれます。
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