2020年、時はきた!
4年に一回の世界の方向性を決める一大イベントとも言える
「アメリカ大統領選挙の投票日が2020年11月3日」です。
(日本時間だと11月3日夜から投票開始、11月4日の朝8時より順次投票締め切りとなります)
世界経済の方向性にも大きく影響を与える出来事なので、
この日は当然に為替相場や株価の変動幅も一気にボラティリティがでて乱高下が予想されます。
そこで、その乱高下を狙って短期的にトレードして利益を狙うトレーダーは多いです。
(かなりリスクも高いので、注意が必要ですが)
(あくまで想定です)
日本時間:11月4日(水)午前9時頃より(米国東部州より投票締め切りが始まる時間)
※あくまで想定なので、もっと早い時間にガンガン来る可能性もあります。
日本時間の11月3日(火)夜に投票開始となり、
11月4日(水)9時より地方により順次投票締め切りとのこと。
最終的に11月4日14時に一番遅いアラスカ州やハワイ州が投票締め切りとのことです。
時はきた~~!!
というわけで、
ボラティリティが拡大することが予め予想できる日なので、
トレーダーである僕はリスクを想定した上で短期トレードをしていく方針です。
前回の米国大統領選挙記事:ドナルドトランプ大統領選挙勝利でFX為替と日本への影響は?
(前回2016年11月9日(水)の米国大統領選挙時にもデイトレードをしました。その記録です。)
2016年11月9日(水)米国大統領選挙は、ヒラリーさんが勝つであろうと大方が予想していたのにトランプさんが勝利!
為替相場の反応はサプライズにも動じずに?大勢判明後もドル高方向に動いていきました。
(トランプさんが勝ったら今後どうなるか不安視されている意見も多く、ドル安方向に向かうのでは?という見立てもあったので。)
以下、2016年11月9日(水)の後のドル円日足チャート画像です。(画像クリックで拡大)
(1日の値幅をわかりやすくしようと塗ったら、ロウソク足が潰れてしまいました… 汗)
(しかも2020年と一部ありますが、2016年の間違いです。汗汗汗 →画像を修正しました。)
2016年11月9日(水)米国大統領選挙時(トランプさん勝利)のドル円は、1日で470pips程度の値動きでした。
400pips程度の下落のあと、徐々に全戻し上げしていき、日足で下ヒゲピンバーで終了。
翌日に上抜けしてその後のドル高上昇をつくっています。
米国大統領選挙投票時当日も為替相場は乱高下していますし、
その日を起点として作った相場の流れは、けっこう継続していった形となりました。
2020年11月3日(火祝日)の大統領選挙投票日も、
前回と同様に為替相場にもインパクトがあることが予想されます。
2020年11月3日のアメリカ大統領選挙投票日のFXトレードは、為替相場も乱高下するので損失リスクも高いです。
くれぐれも無理なく、損失リスクを理解して資金管理を第一にされてください!
1日の中で高いボラティリティが為替相場にも生まれます。
損失リスクも高いので、無理なく対応してください!
2020年アメリカ大統領選挙の状況
2020年のアメリカ大統領選挙ですが、元々はたくさんの候補者がおられたわけですが、
2020年11月3日(火祝日)の投票日には最終的にドナルド・トランプ氏とジョー・バイデン氏の一騎打ちの様相となっています。
参照:2020年アメリカ合衆国大統領選挙(wikipedia)
(選挙までの詳細等は、wikipediaを参照のことで)
参照:NHKの2020年アメリカ大統領選挙特集サイト
(11月3日の投票日当日は、NHKの特集サイトを中心に状況を確認していくつもりです。)
今回の投票日におけるポイントは以下と考えています。
- 郵便投票を含む期日前投票が過去最多の8200万人超
- 投票の最終集計結果の遅延が懸念
米国大統領選挙としては112年ぶりの高投票率。新型コロナ禍の影響によるもの。
郵便投票の増加に伴う集計遅れが起こるとされており、
大統領選挙人による投票の12月14日までに集計が出来るかが懸念されている。
これらの部分が、11月3日の投票日による為替相場への影響がどの程度出ているかを注目しています。
現状での世論調査ではバイデン氏が若干優勢と報道されていますが、
実際のところどっちが勝つかは蓋を開けてみないとわからない状況と言えます。
僕の11月3日投票日のトレード手法とプラン
11月3日(火祝日)の米国大統領選挙投票日(現地時間だと夜から投票開始)で、
投票が締め切りとなる日本時間11月4日(水)朝8時頃から為替相場が動いていくと予想されます。
前回の2016年11月9日(水)時の選挙時の状況を基にして、
今回コロナ禍で懸念される部分(期日前投票の増加)を考慮して相場を見ていきます。
基本的には、「ドル円の売り」ドルの売買タイミングを図っていく手法です。
(※いきなりですが、11/3の相場みてドル円にボラがなさすぎるんで、ドルストレートの売買に変更しました。)
以下は前回の選挙時のドル円5分足チャート画像です。(画像クリックで拡大)
ドル円がしばらく揉んだ後で、下抜けして下げていくのを狙っていきます。
一定程度のリスク感があるイベントなので、
避難通貨である円が買われるタイミングがあることが多いです。
そのタイミングを狙ってドル円ドルストレートをショートトレードしていきます。
(11/3の相場みてドル円にボラがなさすぎるので、ドル円と相関みてドルストレートの売買に変更しました。)
タイミングとしては、ある程度のボラが出て揉んだ後に、明確に下抜けた後です。
(ボラティリティのサイズ感に注意が必要です。)
円高にならなかったらノートレード予定です。
また、明確に下抜けた後は、
押し目戻り目とかを待ってる状況ではないので飛び乗ります。
(とにかく相場の勢いがあるので。)
逆に短時間で押し目戻り目をつくったら、積極的に短期で乗っていきます。
僕自身は1トレードで含み損50PIPSを超えたら損切りしようと考えています。
(前回の大統領選挙時にはボラと乱高下がすごくて含み損かなりあっても、すぐ戻ったりと派手でした。)
また、利確は1トレード30PIPS以上程度抜けたら徐々に利確を検討していきたいと考えてます。
相場の勢い状況みつつですが。
ドル円が本格的に下抜けしたら、相場の勢いをみて最大3回程度までトレードを狙おうと思っています。
投票及び開票状況のニュース・時間帯・相場の勢いをみつつ裁量全開でやっていく流れとなります。
予め、損切り及び利確の目途をルールで決めておかないと、
塩漬け・ポジポジ病の発病リスクが高いので注意が必要です。
トレードを狙う時間
前回の大統領選挙時は、朝9時頃から相場が動き出しました。
最初のドル円下落はWボトムになってダマシ下げ、
更にはその後のダマシ上げ後に、本格的に安値を切って下落していきました。
日本時間では午前中の10時台から本格的な下落となりました。
(以下、日本時間で記載します)
14時頃から下落からの反転上昇がはじまりました。
17時頃から一旦のハイレンジ相場。
21時台より再びの上昇となり、そのままアップトレンドになっていった流れです。
(どこかで下落してダウントレンドになるとみていた層も多かったと思いますが)
以下、前回のドル円15分足チャート画像です。
明日の大統領選挙でトレードを予定されているのであれば、前回の時間帯及びボラの程度も確認しておきましょう。
前回の選挙の時の時間帯は、あくまで参考程度です。
今回の為替相場への影響は、コロナ禍もあり為替相場の状況も違います。
フレキシブルに対応していきます。
投票が締め切りになり開票がはじまる日本時間11月4日(水)午前9時頃より本格的なボラが出ると想定しています。
アメリカ大統領選挙時トレードのリスク
リスクがあります。
- スプレッドの拡大リスク
- スリップページに注意
- 相場の乱高下がひどく、利確損切りの判断がしずらい
- ギャンブル的な要素が強い
ボラが大きいので、いきなりスプレッドが20PIPSとか平気で開きます。
特に海外FX業者の場合は、問答無用で大きく開きまくるので注意が必要です。
FX業者へのオーダー時に、約定価格がスリップしまくるリスクがあります。
また、許容スリップ幅の設定により約定されない場合もあります。
損切りを先延ばしにして含み損が拡大していくと、大負けになるリスクもあります。
予めルールを決めて、資金管理をして対応していきます。
ハッキリ言って、勝つか負けるか、資金を増やせるか減らすかの要素はギャンブル的な部分が大きいです。
勝ちトレードをできても、頃合い良いところで手仕舞いするのがポイントです。
予めルールを決めて逃げどころを想定していきたいと思います。
11月3日以降の相場状況も注目したい
前回の2016年11月9日(水)後には、強烈なドル高相場にトレンドが形成されました。
以下、2016年11月9日(水)からそれ以降のチャート画像です。
ドル円のアップトレンドが形成されたのがわかります。
11月3日(日本時間だと11月4日)当日の値動きを基に作られるトレンドは継続しやすいと考えられるので、
相場状況を確認していきたいところですね。
あなたは、どうしますか?
無理しなくてもよいかと思います。
無理なく通常のトレードで利益を積み重ねる方が、無難ではあります。
僕の場合は、
ボラティリティがあることで利益を取っていっているというトレードの認識が強く、
ボラティリティがある時には積極的にトレードしていく方針で考えています。
(当然に損切りリスクも理解したうえで、資金管理していきます。)
- ポジポジ病のリスク
- メンタル崩壊のリスク
- 大負けのリスク
こういったリスクが高いイベントトレードとなります。
資金管理して、負けた時のことを考えていきます。
ルールを決めて、勝ち逃げしていくのが重要だと思います。
ルール決めないと、どこまでも利益を追って荒ぶる相場に向かい続けてしまうのが人間の本性。
そして、無情にも相場は(自分の)想定外の反転をしてメンタルをざわつかせます。
そして、戻る戻ると祈りに入った含み損は、自分の意志では損切りできず塩漬け時間を経て、莫大な含み損へ。
涙の大負け損切りとなる可能性も、大いにあるわけです。
含み益になると早く利確したくなり、含み損になると損切りを先延ばしにしたくなるのが人間の本質です。
(プロスペクト理論で実証されています。)
なので、あくまでも乱高下するであろう為替相場を前に、
ほどほどに勝ち逃げする為のルールを決めておいてイベントに挑むのが適切に思います。
時はきた!
まぁ、すごいボラがあるチャートを見ているだけでも良いかと思います。
記憶しておくことで、次回の選挙の時に少しの利益を短時間で取れるようになる可能性もありますので。
リスクはありますが。
また選挙後に追記したいと思います。
2020年11月4日(水)のトレード結果を…
今回の米国大統領選挙における狙った僕の短期トレードは、結果的に惨敗しました。(涙)
以下、2020年11月4日(水)のユーロドル15分足チャート画像です。(画像クリックで拡大)
ドル円のボラティリティが低かったので、ユーロドルをメインにトレードしました。
選挙の開票速報状況に合わせてトレード。
最初の頃の上抜け上昇と、下げてからのレンジ抜け下落はキレイにとれました。
(13PIPS、15PIPS)
その後の下落からの反転上昇で損切りし、更に下落下抜け狙いの売りポジが損切りかかったのが痛かったです。
(最後は-40PIPSの損切り)
事前に想定していたよりも全然ボラティリティも動く値幅も小さく、
エントリータイミングを前倒ししすぎてポジポジ病気味になってしまったのが反省点です。
最後の売りは、下抜けしてからの売りでよかったと反省。
以下、今回の米国大統領選挙の状況おさらいです。
- 2016年の大統領選よりもボラが全然なかった。
- コロナ禍での事前投票率が高く、開票完了に時間がかかった
- 円のボラが小さく、判断に迷った
2016年は数秒間で20pipsとかガンガン動いていた。
2020年は殆どの時間が大きくドーンと動くことは少なく、じわりじわりと動いていた。
当日に開票されて結果がわかった2016年と違い、2020年は11月8日にようやくバイデンさん勝利濃厚と判明。
(トランプさんの主張にある不正疑惑?等もあり、現時点でも不透明な部分多いけども)
結果が判明していくのに時間がかかったことで、為替相場へのインパクトも徐々にになった。
ドル円は米国大統領選の大勢が判明したら下落しいきましたが、
11月3日までのドル円ボラティリティが小さめで、
開票速報に合わせた短期トレード(スキャルピング)のメリットが薄いと判断してドルストレートに変更した判断の迷いがありました。
11月4日の当日に作戦変更したので、それもあってのポジポジ病発病での惨敗に繋がったと分析しています。
今回の大統領選挙でのトレードは、プラスになった状況から損切りトレード連発になったのが敗因。
できれば選挙の大勢及び、相場の状況が明確になったであろう、
11月4日に作った高値安値抜けまで待ってからのみトレードすると固かったな、と振り返っています。
また今後も各国の大統領選挙等でこういったケースがでてきますので、
今回の事例を今後のトレードに活かしていきたいと思います。
コメント
前回の選挙の時は、トランプさんが大統領になったら(イケイケすぎて)大変なことになるというイメージがありました。
それもあっての円高の可能性をみていたわけですが、
実際にトランプさんが勝って、「アメリカファースト」を打ち出してのドル高トレンドとなったわけです。
ヒラリーさんが勝った方がドル高に向かうと想定しやすかったので、意外でした。
ここら辺のファンダメンタルズ的な想定は難しいですね。
テクニカル通りに固いところを狙ってトレードしていく方針で僕自身は考えています。
米国大統領選挙における「投票の締め切り時間は州によって異なる」とのこと。
東部諸州の午後7時(日本時間4日午前9時)が一番早く、締め切られていくそう。
投票当日に全て開票集計はされないが、通常は各州の勝者が判明する程度の開票が進むとのこと。
米国主要マスコミ各社が各州の大勢を判断し、
それを集計して選挙人538人の過半数(270人)を確実に獲得すると判断した時点で、「当選確実」と報道して決着がつく流れとのことです。
これはあくまでも、マスコミ各社による見通しであって、正式な最終結果ではない。
2016年の前回大統領選では、ウィスコンシン州でトランプ氏が勝つと各社が判断したのが、投票日翌日の午前2時半(日本時間11時半)。これで選挙人276人を獲得したことになり、「トランプ勝利」と各社が速報した流れです。
2020年の今回は、郵便投票の集計がこれまでよりも多数の為、当選確実報道がいつわかるか、大勢が決するのがいつかが測りかねている状況です。
もしかしたら当日中(日付変わって深夜でも)に判明しない可能性もあるかも。
そういった部分もあり、為替相場への短期的な影響も前回大統領選2016年の時と違う可能性もあるかと踏んでいます。
慎重に見ていきたいと思います。
11月3日の相場状況みるにつけ、ドル円のボラがユーロドル等のドルストレートの半分以下なので、ドル円以外のドルストレートをトレードするルールに変更しようと思います。
最近は円のボラがとても低いので、米国大統領選挙開票作業時のボラも低いのでは、とシナリオ変更しました。
とのこと。
こりゃ、集計結果出るのが遅れるかもですねぇ…