FXは勝って喜んでいる人もいれば負けて泣いている人もいるものです。
世界中のどこかでドル円を買う人がいるということは、
その反対でドル円を売る人がいるから取引が成立します。
ドル円を買って利益を出した人の後ろで、
ドル円を売って損切りしている人がいるわけです。
このことをきちんと理解してトレードしていると、
儚くも厳粛な姿勢で取り組まないといけない気持ちになります。
FXもゼロサムゲームの投資ジャンルと言えます。
「参加者全体の得点と失点の総和（サム）が0（ゼロ）」になるのがゼロサムゲームです。
FXは利益を出す人がいる反面、損失を出す人もいるので成立しているのです。
今後FXトレードを継続していく中で、
いつ自分が損失を出して泣くことがあるかはわかりません。
仮にしっかりとチャートパターンを把握できるようになり、
トレードルールを明確にして地道にコツコツとトレードしていたとしても、
人生は何が起こるかわからないのです。
しっかりとリスクヘッジしてストップロスの設定を徹底すべく、
FXでの悲惨な話を幾つかお伝えしておきたいと思います。
FXは損失を出すのもレバレッジが効いています
FXはFX業者に入金する口座資金以上にレバレッジを掛けて信用取引できます。
レバレッジを掛けた投資・投機は利益があがるのも早いですが、
損失を出す時にもそのレバレッジ分の速度で損失がでます。
それをしっかりと理解してリスクヘッジしてトレードすることが重要です。
目先の利益よりも長期的に安定して利益出せる方法をすべきです。
ハイレバでのトレードは、利益も早いですが損失も早いです。
自分のトレード状況にあわせて、資金管理をしていくべきです。
以下、FXにまつわる悲惨な話です。
ある会社経営者の悲惨な話
ある個人経営の零細企業社長さんの悲惨話です。（僕が目撃した実話です。）
数人の社員を雇ってあるジャンルの営業会社を経営していた某社長が、
元々好きだったバカラに近いギャンブルとしてFXをはじめられました。
元々ギャンブル的な部分が好きではじめられたので、
当然のように勝率やエントリーポイントを厳選する手法ではなく、
トレンド状況だけ確認して超ハイレバでスキャルピングされていました。
（最大500枚（500万通貨）でエントリーされていました）
１日のスキャルピング利益は、多い時で数百万円。
相場が反対方向に値動きしたら、
両建てしたり塩づけしたりして、
相場の戻りを待って極力損切りしないでいくやり方。
当然、１回のロスカット損失が莫大なものになっていきました。
数千万円をガンガン溶かしていたようです。
超ハイレバで利益も大きいですが、
口座維持率がいつもギリギリで常に強制ロスカットと隣り合わせの状況。
本職仕事の業務中や合間にスキャルピングをしておられましたが、
やはりトレードしながらだと本職仕事も手につかなかったでしょうし。
FXの資金的にもある程度必要になるので、
溶かしてる金額のスケールも大きいのでどうなっていったのか…
結果的に… その社長の会社は現在営業停止中です。
（こちらの画像の人物は、フリーモデルの方で当記事で取り上げている方ではありません。）
ちなみにこの社長さん、僕と同い年でした。
今どうしてるのかなぁ…
以下がこの悲惨話の流れです。
- 零細企業社長がFXにはまる
- 超ハイレバで本職そっちのけではまる
- 利益も大きいが損失だす時も桁はずれ
- 本職会社は、現在営業停止中
（僕が実際に目撃した実話の話、ここまで。）
こういった企業経営者の悲惨話では「大王製紙の井川元会長」の話もあります。
（大王製紙の井川会長はFXでなくバカラで溶かしたとその後判明してます。ただプロセスとしては同じだと思います。）
一時的に有効なトレード手法のみで爆走すると、
いつかこういうタイミングがやってくるかもしれない反面教師としましょう。
スイスフランショックでの悲惨な話
まだ記憶に新しい2015年1月15日のスイスフランショックがあります。
スイス国立銀行がこの日に、対ユーロで設定していた1ユーロ＝1.20スイスフランの上限を撤廃すると発表したことによる、猛烈なスイスフラン相場の急沸騰によるものです。
この時、猛烈な為替相場の値動きとレートの吹っ飛び具合で、
スイスフラン絡みではストップロスを設定していても、値動きが飛んで確定されない状況がありました。
滅多にないこの相場価格が飛ぶ状況の中で、
爆益をだすトレーダーと爆死するトレーダーで見事に二手に別れました。
（スイスフラン自体は取引量少ないですが、それ以外のクロス円等も動きました。）
スイスフランショックは、恐ろしすぎる衝撃的な事件でした…
風の噂ではストップロスに引っかからずに強制ロスカットにもならずに、
莫大な含み損と追証金が発生して大変なことになっている人もいるようです。
（追証金は個人債権として発生します。）
悲惨な借金を一気に抱えるトレーダーが、一気に生まれたということです。
ストップロスも強制ロスカットも超えちゃうのは、
FXをやっていても滅多にない状況ですが、
そんなことも起こりうるのが現実です。
とにかくリスクヘッジを気をつけていくしかないです。
スイスフランショックに関しては、以下のサイトが記事にしています。
このスイスフランショックの相場急騰で、１日でプラス2000万円になったあと、
無謀なスキャルピングしまくって結局資産を溶かした方もおられるようです。
一時的に利益あがっても最終的に０になっていては、
元々入金していた証拠金がなくなった分だけマイナスです。
大変なことも多いので教訓にしていきましょう。
大手機関や様々なニュース等での悲惨な話
為替市場は様々な要素に影響を受けていきます。
大手金融機関の経営破綻や自然災害による影響などもでてきます。
ストップロスを設定しないで放置していると、
こういったファンダメンタルに影響を与えるニュースで一気にやられます。
- アメリカリーマンブラザーズの経営破綻によるドル急落
- ギリシャの財務破綻によるユーロショック
- 東日本大震災の影響による円暴落
- オバマショック（米大統領の発言で値動き）
- 2019年1月3日のフラッシュクラッシュ
こういった出来事は実はしょっちゅう起こっています。
（僕もかつてオバマさんにはやられました…）
為替相場でエントリーしてポジションを持ったら、
しっかりとすぐに逆指値（ストップロス）を設定する。
これが為替相場で生きていく最低限の条件となるのです。
FXトレーダーに当サイトが伝えたいこと
FXは資金を増やすことに関しては、かなり有効な手段です。
それと同時に安定して利益を出せるようになるまでは、
お金を失うリスクを抱えてトレードを実践していきます。
実力を磨いていき安定して利益をだせるようになるまでは、
リスクが隣り合わせだと言うことを認識してトレードすべきです。
FXは命のやりとりに繋がります。
一歩間違えると、本当に死にます。
数百万円、数千万円、本当にアッという間に失うトレーダーがいるのです。
僕自身も数百万円を強制ロスカットされた経験が何度もあります。
そうならない為にも、FXの知識とトレードスキルを身に着けていきましょう。
当サイトは僕がFXトレードに有効だと思うFX商材や
トレーダーにお得な情報を紹介していくことと同時に
「FXの実力がつく取り組み方」を伝えていきたいと思っています。
自分自身への確認の意味も込めてFXブログを記載していきます。
いい感じでお付き合いいただけますと幸いです。
よろしくお願い致します。
コメント
僕自身FXをはじめた当初は知識もなく計画性も無く、適当にやっていました。
それでもビギナーズラックである程度プラスが生まれるから恐ろしい…
たまたまトレード仲間をmixiコミュニティで見つけることができ、色々情報共有していたのですが、
たまたまみんなギャンブラー気質なトレーダーばかり。
負ける時は、みんな一緒にドーンと強制ロスカットで大きな資金を溶かし合いました。
一緒にワイワイトレードするのは、これが怖いですね。
それでも当時の悲惨な話は、僕自身の現在の教訓になっています。
FXはあくまでお金を増やすツールとして、勝ち逃げに徹すると。
出来る限りリスクを最小限に抑える、と。
そうすることで相場を退場せずに、利益を取り続けていけるトレーダーを継続で来ている状況です。
大きな勝負をし続けると、いつか負ける時がきます。
その負ける時に、大きな損失を出すと退場です。
そうならないように、資金管理を徹底しつつ、損切り設定を徹底しつつ、謙虚にやっていきたいと思います。
2019年1月3日に起こった「フラッシュクラッシュ」もありました。
ただこの時は、長期足のトレンド見ると明らかにダウントレンドだったので、逆張りポジション持ったまま損切り設定しないのはリスキーな状況でいｓた。
そういうことがわかっていれば、防げた案件だったと思います。
こういった部分も教訓にしながら、僕自身トレードを継続します。