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包み足(包み線・エンゴルフィンバー)とは?FXプライスアクショントレード活用手法解説

FXトレードでの包み足(包み線・エンゴルフィンバー)解説動画

FXチャート上で出現するロウソク足の形からは、
その時間軸の中での相場の値動き情報を読み取ることできます。

このようなロウソク足のプライスアクションを理解していくことで、
トレードしていく際の相場分析環境認識の要素とすることができます。

こちらの記事では、包み足(包み線・エンゴルフィンバー)に関して解説していきます。

包み足
包み足は、「包み線」や「抱き線」と呼ばれることもあり、
エンゴルフィンバー(エンガルフィンバー)と英語名で呼ばれることもあります。

また、「OUTSIDE BAR(アウトサイドバー)」と呼ばれることもあります。

FXのトレード用語は謎に様々な名称が使われていることが多く、
名称統一されていないことが多くわかりづらいですが、
ようはプライスアクションの形とトレードの活用法が理解できればOKです。
(当サイトでは個人的な好みで、主に包み足と呼んでいきます)


包み足はピンバーツインキャンドルと同様になかなかの頻度でチャート上に出現します。

どういったプライスアクションをしているのかを理解しておきましょう。

包み足(エンゴルフィンバー)の形と値動き

FXのロウソク足チャート上において、
包み足(包み線・エンゴルフィンバー)は以下のような形状のロウソク足となります。

以下のチャート上の赤枠内のロウソク足は、包み足(エンゴルフィンバー)となります。
包み足例
赤枠内の包み足以外にも、微妙にそれらしいものもありますが…
包み足は、2本のロウソク足の並びを指しています。

包み足(エンゴルフィンバー)のロウソク足の並びの形は、
ロウソク足の実体部分が前の足をすっぽり覆い被さったものを指します。

小さいロウソク足の次の足が大きいロウソク足で高値もしくは安値をブレイクしているので、
前足をブレイクした方向に価格が伸びていきやすいプライスアクションとなります。

どのくらい前足を包んだかの明確な基準は特に無く、
前足を次足で包んでどちらかに動いていたら包み足と呼んでいます。

包み足が出現したときの、実際の値動きの形イメージは以下でそれぞれ解説します。

上昇時包み足の形と値動き

以下は価格が上昇した際に包み足が出現した際の値動きのイメージです。

(以下、画像はクリックで拡大できます)
エンゴルフィンバー解説
包み足(エンゴルフィンバー)の中の実際の値動きを確認するには、
更に小さい時間軸チャートを表示させることにより、
どういう形で値動きしてロウソク足を形成したかを確認することができます。

包み足(エンゴルフィンバー)が上昇で出現した際の値動きは、
前足の始値・高値を超えて価格が上昇ブレイクしていき、
ロウソク足のサイズも前足よりも大きくなることから、
ボラティリティ(値動き幅)が大きくなっていることを示します。

なので、更に勢いがついた上昇方向に値動きしていく可能性を示しています。

また、上昇していくロウソク足の始値側にヒゲがない状態だと、
(戻しの下降がないまま上昇していることからも)
より上昇圧力の強いロウソク足と判断することができます。

下降時包み足の形と値動き

以下は価格が下降した際に包み足(エンゴルフィンバー)が出現した際の値動きのイメージです。

(以下、画像はクリックで拡大できます)
下降包み足例
包み足(エンゴルフィンバー)の中の実際の値動きを確認するには、
更に小さい時間軸チャートを表示させることにより、
どういう形で値動きしてロウソク足を形成したかを確認することができます。
(ここの部分は上昇時の包み足及びピンバー等と同様です)

下降の包み足が出現した際は、
上昇時の包み足と反対の状況と考えればOKです。

ロウソク足の陽線陰線の並びとヒゲの判断

包み足(エンゴルフィンバー)が形成される際の陽線と陰線の並びですが、
チャート上でのプライスの流れから考えると、
陽線の後に陰線で包み足、陰線の後に陽線で包み足、となる方がきれいですが、
実体の小さい十字線等のロウソク足が出現した次足等の場合で、
同じ陽線で包み足となることなどもあります。
(陰線の場合も同様にあります)

このような場合も、次足のロウソク足が大きくなっているので、
ボラティリティが大きくなって包み足の勢いはあると判断できる要素となります。

以下、チャート内の赤枠内は「陽線の次に陽線」で包んでいます。
包み足陽線
上記の場合は、包まれている前足のロウソク足実体部分がかなり小さいからそう見えるということでもありますが…

こういった場合も、包んでいることには変わりないので、
陰線→陽線時の包み足と同様に包み足(エンゴルフィンバー)と判断できます。

また、前足のヒゲ部分は包んでいなくても包み足とされています。

以下のチャート画像は、ピンバー出現後に包み足でキレイに下落しています。
ピンバーと包み足
このロウソク足の並びが意識されているライン上等で出現すると、
なかなか高い確率で価格が動いていくとされているパターンです。

包み足(エンゴルフィンバー)のプライスアクションを判断する際に、
以下の2点を注意点としてあげておきます。

  • 陽線→陽線、もしくは陰線→陰線で包んでも包み足
  • 前足のヒゲ部分は包まなくても実体を包んでいれば包み足
  • これらは、前足のヒゲの方向や長さも価格の勢い判断に取り入れていきます。

終値で包みたい

以下、下ヒゲの長いピンバー陽線と、次足が陰線でロウソク足実体を包んでいる状態です。
包み足といえるだろうか
ロウソク足の実体部分は、次足の陰線で包んでいます。

ただ、
前足の下ヒゲピンバー陽線のヒゲ部分を陰線終値で包んでないので、
下げ圧力がまだ弱い陰線と言えます。

実際にその後、下抜けできずに横横レンジ継続となってます。

包み足のプライスアクションでトレード方向を決定する場合は、
終値で包んで「前足の方向性を否定していくことが条件」となります。

包み足(エンゴルフィンバー)のチャート上での関係性

包み足(エンゴルフィンバー)がチャート上で出現すると、
前足を包んだロウソク足の値動き幅(ボラティリティ)が大きくなっています。

そして前足の高値もしくは安値を実体で越えてきているので、
更にその越えた方向に値動きが加速する可能性がでてきます。

ですが当然ながら、
包み足のみで相場状況を判断してしまわずに、
大きな時間足チャートでのトレンド状況やレジスタンスサポートラインの位置、
出現している形成されようとしているチャートパターン、
前後に出現しているプライスアクション(ピンバーツインキャンドルなど)もあわせてみていき、
総合的に判断していくことが重要です。

ここの部分は、包み足以外のプライスアクションも同様にやっていきます。

以下はピンバーがレンジのチャート上で出現した際の騙し例です。
(画像をクリックして拡大できます)
包み足騙し
相場のトレンドが明確でなくレンジ膠着状態だと、
小さい包み足が出現してもすぐに反転してしまう場合も多いです。
(少しは包み足の方向に進んでいることが多いですが)

大きな相場のトレンドや多くの市場参加者に意識されるであろうレジスタンスサポートライン上で出現する包み足なのか、
レンジ状態で市場の同意が薄い低ボラティリティ時に出ている包み足なのかを判断していくのが重要です。

ヒゲと終値の認識に関して

包み足(包み線・エンゴルフィンバー・OUTSIDE BAR)の定義は、
ロウソク足の「ヒゲ」部分と「終値」をどう考えるかで変わってきます。

当FXブログではロウソク足の実体部分を重視していて、
終値で前足の実体部分を抜けていることをプライスアクションの定義として考えています。
(対して、前足のヒゲ部分も実体で抜けることを定義としている方もおられると思います)

ダウ理論上で、終値が重要視されていることもあります。

どの見方が正解とするというよりも、色々なチャートの認識方法があるので、
様々な知識を理解したうえで、自分のトレードの視点を一定化させていくのが大事だと考えています。

包み足を学べるトレードロジック教材

包み足は頻繁に出現するロウソク足のプライスアクションです。
チャートで出現していく意味と値動きの流れを理解しておきたいです。

以下のFX教材はピンバーを活用したトレード手法を解説しています。
併せてご活用ください。

  • 無限FXpro
  • 相場の環境認識を重要視するトレーダーFXB氏の総合的FX教材。
    ピンバー、包み足等のプライスアクションの他にも、総合的に相場分析スキルを身につけられる内容です。

  • マエストロFX
  • 様々なロウソク足のプライスアクションを基礎から学べる教材。
    教材は初心者向けにイチから解説されています。
    ほぼ毎週送られてき続けているリアルトレード動画も、講師の真剣さを感じます。
    裁量トレードをしっかりとやっていくのであれば、是非導入しておきたいFX教材です。

  • グランドセオリーFX
  • プライスアクションをボリンジャーバンドを使ってロジック化されている「CBMロジック」が秀逸。
    トータル的にFXスキルを向上させられる良教材です。

  • Global Dream FX(グローバルドリームFX・北田夏己)
  • ロウソク足プライスアクションを元にトレンドフォローちょい逃げをロジック化した教材。
    とりあえず勝率高くトレードするには有りだと思いました。

包み足以外のプライスアクションやチャートパターン等は、以下の記事でまとめて解説しています。
参照:FXチャートパターン種類と分析方法からプライスアクションを学ぶ

併せてご活用いただけると幸いです。

コメント

  1. 包み足は、包み線だったりエンガルフィンバーだったりエンゴルフィンバーだったり、色んな言われ方するプライスアクションの種類です。

    チャート上にかなり出現するロウソク足の形なので、是非出現した際の相場上での意味を理解しておきましょう。

    既に理解して実践している「トレードロジック」の精度を上げるのにも、役立つ知識となります。

    大きなトレード判断をチャートパターンやトレードロジックでしていき、
    相場状況の中での直近の判断を包み足等のプライスアクションでしていくイメージです。

    時間足を切り替えたりして、相場状況を判断していく必要もありますが。

    色んな事を覚える必要があるFXですが、色々覚えるとどこかでフッと色んな事が繋がっているのが腑に落ちます。
    そこまで頑張って学習を継続されてください。

    身に着けたトレードスキルは、ずっと使い続けられるので。

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