FXではとにかく、ポジションをエントリーして利益確定させることの繰り返しです。
でもだからといってむやみやたらにエントリーしまくるのは危険です。
ポジションを持つということは利益が出る可能性と同時に、
損失を膨らませてしまうリスクもあることを強く認識していきます。
FXトレードでのエントリーポイントの見つけ方は、
様々なエントリー要素を複数見つけて総合的に判断していきます。
エントリーポイントの見つけ方の取り組み方を解説していきます。
エントリーポイントを見つけていく作業は、
採用しているトレード手法(トレードロジック)やエントリールールにもよりますが、
FXトレード実践において7割方を占める作業と言えます。
トレードはエントリーポイントを想定してシナリオを建てておいて、
その相場状況がくるまで待つことに多くの時間を費やします。
手法はそれぞれ違っても、チャートを見ていく為の材料と判断強化は大切です。
どのような手法でも共通して意識しておくべき内容を解説します。
FXエントリーポイントの見つけ方
FXトレードにおいてエントリーポイントを見つける方法は、
実践しているトレードルールや手法により様々となります。
それでもエントリーポイントを見つけていく手順は基本的に同様です。
以下の流れが基本的な手順になります。
- チャートの環境認識をしていく
- レジスタンスサポートラインを引いて分岐点を見る
- テクニカルインジケーターの状況を見る
- ダウ理論とトレンド状況を確認する
- 発生しそうなチャートパターンを考察する(プライスアクションも意識する)
- トレードのシナリオを考える
- シナリオのエントリーポイントに価格がくるまで待つ
どの価格帯でエントリーしてイグジットしていくかを前もって想定します。
トレードシナリオをエントリー前に構築しておくと、
利益確定も損切りも計算の範疇で実行することができるからです。
FXは勝率の高く損小利大のトレードシナリオを考えたら、
そのポジションまで価格が推移するまでひたすら待ちます。
むやみにエントリーしていくのは勝率を落とすばかりか、
想定外の値動きで大きな損失を出すリスクもあるからです。
エントリーポイントを見つけていく作業は、
チャート状況を分析して勝率の高いと判断できるポジションでエントリーします。
しっかりとレジサポラインやトレンド状況が自分なりに把握できていれば、
チャート環境認識やトレードシナリオの構築は瞬時にできるようになります。
(瞬時にできるには、かなりの年数が掛かるとは思いますが…)
FXトレードは一度構築した実力はずっと使えるものですし、
チャートを見続けて検証を続ければそうすぐには腕も落ちません。
(ずっとトレードしないでチャート見てないとカンは鈍ります)
エントリーポイントを見つける作業も繰り返しの訓練です。
過去チャートとリアルトレードの検証で実力をつけていきます。
常にエントリー根拠を意識
エントリーポイントを見つけていくには、以下の事柄を常に意識します。
「なぜそこの場所でエントリーすべきなのか」
「そのポジションでエントリーするとどういったリスクがあるのか」
「その場所だと利益確定はどのくらいで、損切りはどのあたりになるか」
相場が動くのは基本的に理由があります。
その動く相場の中で「大きな流れの中の一部分を利益として取りに行く」わけです。
思惑と反対方向に動いた際の損失リスクも同時に発生します。
ポジションを持ってエントリーする根拠は常に意識していきます。
しっかりと戦略上のエントリーならいいのですが、
なんとなくエントリーしたポジションは「ポジポジ病」の可能性すらあります。
為替相場が動くのに理由があるように、
ポジションエントリーする際にも根拠を明確に意識します。
過去チャートを検証する
ポジションエントリーする際に意識する根拠は、
過去チャートを検証して値動きのクセであるチャートパターンや、
ダウ理論によるトレンド状況、テクニカルインジケーターの値動き関連性を探ることにより根拠とすることができます。
為替相場の動きに絶対はありません。
ですが、
チャートの値動きが世界中の投資家の深層心理の結晶であることから、
動き方のクセはチャートパターンとして学習できますし、
世界中のトレーダーが意識しているレジサポラインを知ることもできます。
過去のチャートを検証してプライスアクションが起きている傾向を知ることで、
これからのトレードのエントリー根拠とすることができます。
自身のリアルトレードを検証する
FXはポジションをエントリーして相場が動き、
利益を確定するか損失を確定することで結果がでていくものです。
自身のこれまでのリアルトレードの記録をつけていき、
どういったシナリオでエントリーしていった結果、
相場がどのように動いて利益もしくは損失をだしていったかを検証します。
自分の意識が集中しているリアルトレードの履歴は、
自分が今後トレードしていくうえで最重要な肥やしとすべきです。
FXポジションエントリーする際の個人的認識
FXは利益を獲得する為に勝率が高いエントリーポイントを探す作業です。
その場所を見つけるために「チャートパターン」「ダウ理論」「テクニカル分析」等を学びます。
トレードシナリオを構築したら、そのポジションまで価格が来るのを待ちます。
以下は僕個人が思っているエントリーする際の心がけです。
- 理解しているチャートパターンのみエントリーする
- 理解しているチャートパターンがでるまで待つ
- 狙っているレジサポラインまで待つ
- 理解しているチャートパターンを検証勉強して増やす
(ここで言うチャートパターンとは、自身が理解して実践するトレードロジックを指します。)
基本的な認識を構築した後で、
得意なチャートパターンを増やしていくことでトレードの幅を広げていきます。
長期的にFXトレードを実践していく中で、
リスクをなるべく減らして利益を獲得していける手法を採用していきましょう。
コメント
よい記事でした。根拠を持ってトレードできるように精進します。今後とも宜しくお願いします。
馬場さん、コメントありがとうございます。
今後とも宜しくお願い致します!
僕自身も初心者時期には、特に根拠薄く「値ごろ感」のみでエントリーしていた時期がありました。
それでも当時はボラティリティがすごくあって、適当に指値入れておけば刺さったものですが、2020年現在はかなり相場の動き方が緩やかでもありますし、精神的なストレスを少なくする為にも、トータルで利益が残ると検証した「トレードロジック」通りにルール通りトレードしていくのが有効だと思います。
エントリーから決済まで、トレードする前に決めておくと精神的に楽です。
そんな2020年現在の僕のトレードに対する意識を改めて書いておきました!