動画が途中でぶった切られていますが、編集の失敗です…
切れてる部分は特に重要でないので、気にしないでください。
昨日2016年11月9日(水)は、アメリカ大統領選挙開票がありました。
結果はまさかの「ドナルド・トランプ氏勝利」でビッグサプライズ!
テレビメディアや様々なニュースメディアの情報を鵜吞みにしてると、
現場は全く違う状況だったという驚きの内容でした。
僕もヒラリー・クリントン氏が普通に勝つだろうと思ってましたし、
うちの嫁さんも「ヒラリーさんが勝つんでしょ?」と当たり前に言ってました。
それくらいヒラリー・クリントン氏の勝利は既定路線だったはずですが…
ドナルド・トランプ氏の勝利演説。右側の少年が眠そうです。(現地時間は深夜3時頃)
僕は11月9日は1日アメリカ大統領選挙の開票状況を見ながら、
為替相場では乱高下しながらどっちかに向かい、
結果がでたら反転する相場の間をちょい抜きしようとチャート開いてました。
案の定、というか定石どおり、
ドル円及びクロス円は開票中には円高となり下げて、
トランプさん当確間近になったくらいに下げ止まり、
トランプさん当確報道前後で反転爆上げとなったわけです。
僕は普段こういったイベントトレードはあまりやらないのですが、
今年はイギリスEU離脱の国民投票でも待ち構えていて、
2日で2000万円獲得した知人トレーダーがいたので、
ちょっと燃えてしまいました。
僕だって、やればできる!
あんまりやりたくないけど…
ストレスかかるのが好きじゃないんですよね。そりゃそうですが…
アメリカ大統領選挙の開票トレード
というわけで、11月9日は朝から事務所でトレードしました。
大体9時半前くらいについて、MT4チャート開いたら、
その時点ではドル円は上にいってて、微妙な感じ。
(上昇していったら、上昇ブレイクを短期トレード予定でした)
その後、トランプさんが優勢報道もあり、結局ドル円は下落。
下値ブレイクしたあたりで売りました。
以下は、トレードした時のドル円5分足チャートと、エントリー箇所。
(クリックで拡大できます)
上記チャートの赤丸部分がエントリー箇所です。
ドル円下落の段階で、まだヒラリーさんが逆転して勝つと踏んでいたので、
いつヒラリーさん逆転でドル円上昇するかわからなったこともあり、
1トレードで、大体20-50PIPSくらいで決済しようと思っていました。
で、こまめに決済利確をしていきました。
2度くらい、30-50PIPSくらい含み損となったポジションがあり、
かなり苦しい場面もありましたが、
開票速報が流れて大局がまだ見えない時間帯なこともあり、ホールド。
結局、ドル円は400PIPS程度下落したわけです。
その後、トランプさん勝利確定あたりでドル円は反転上昇。
いわゆる材料出尽くしでの反転です。
これはイギリスEU離脱国民投票時も同じような動き方。
大イベント時の動き方そのままで、反転上昇の動きみてドル円買いして、70pips前後で利確。
トータルでプラス140PIPS程度の成績でした。
値動きも落ち着いてきたので、家庭的な用事(保育園お迎え)もあり、
この日のトレードを終了しました。
イベントトレードは、ギャンブル性が高い
今回のアメリカ大統領選挙も、相場は見事に大きなボラティリティになりました。
FX業者のスプレッドもけっこう開いていました。
終わってみれば、こういったイベント時の定石通りの値動きなんですが、
それもこれも結果論としか言えないわけで。
大イベント時に「リスクヘッジ円買い→ドル円下落」は定石通りで、
イベント終了(結果が出た)後にドルが買い戻されてドル円は上昇も定石。
今回は選挙開票とのことで、
ヒラリー氏がいつ逆転してドカーンとドル円上昇していったかもわからないわけで。
なんだかんだで通常のテクニカルが効く相場状況よりは環境認識が難しいわけです。
値動きのスピードも通常時よりも遥かに早いので、判断も一瞬になりますし。
スプレッドも通常よりも開いているタイミングが圧倒的に多いですし。
だからこそギャンブル性も高いと。
よっぽどの自信と、状況的な余裕がなければ無理してやる場面じゃないと思います。
資金を失って退場してしまっては、将来的に勝つこともできなくなるからです。
トレードルール通りトレードしていくのが一番です。
翌日結局全戻しの現実
そして、翌11月10日。
見事に下落したドル円もそれ以外のクロス円も、
上昇したドルストレート系も全戻しとなっています。
以下は、ドル円の1時間足チャート。(クリックで拡大できます)
全戻しです。さらにちょっと上に上昇してWトップつけて下降しています。
ここのWトップは、いい売り場だったと思います。
トランプさんが選挙に勝利したことで、日本との経済状況にも大きな影響があります。
ですが、
直近の為替相場を動かしているのは大口投機筋とトレーダー。
そういった層からすると、ただ単にリスクヘッジで円買いしまくれ!っていう場面でもなく、
やっぱりこれまでもあったようにテクニカルに従って値動きしチャートが形成されていきます。
「相場はテクニカルに沿ってつくられて、ファンダメンタル(をきっかけ)で動く」
この通りですね。
ドナルド・トランプ氏大統領選挙勝利で為替への影響は?
トランプ氏がアメリカ大統領になることで、円買いが進んで円高になるといわれています。
円は避難通貨と言われてて、
世界的経済でヤバいことがあったら円買いがされていく傾向があります。
個人的には、以下のように思っています。
- 長期的には更なる円高傾向注意
- 短期的にはこれまで通りのゆるやかな円高傾向予想
トランプ氏が大統領就任する来年2017年1月以降までは淡々と…
既にドル円105円で昨日101円台つけてと、円高が進んでいるので、
この傾向が引き続き続いていく流れを予想。
おお、これってこれまで通りの流れですね。(笑)
以下はドル円の月足チャートです。(クリックで拡大できます)
来月くらいから下落していったら、ちょうど左右対称で綺麗になりそうな雰囲気。
フィボナッチリトレースメント的にも、
下抜けしたら、1ドル95円くらいまではすぐいきそうです。
なんだかんだでテクニカルに沿って動くのが為替相場の不思議。
これが直近のイメージなんですが、エリオット波動に合わせて考えると、
超長期的な将来には1ドル300円を超える円安に向かうテクニカルもあるという。
まぁ、我々が生きてるうちにどうなるかが、まずは重要ですね。
トランプ氏大統領選挙勝利で日本への影響は?
今日のニュースで早速、東京福生市のアメリカ基地とかの軍備縮小か?なんて話がでてました。
基地が縮小されると、街もひっそりとするだろうし、
横須賀にも基地があるし、沖縄にもあるし、
日本の様々なところに基地があります。
そういった日米安保条約もどうなるか、とか、
思い切った変革がされていく可能性があるとされています。
怖いですよね。
仮にアメリカ軍が日本から全撤退したら、
戦争しても利益を出そうとする諸外国との防衛を、
日本が自国でどうするかという切羽詰まった話になりますし。
日本では、木村太郎氏がトランプさんの勝利を予想していました。
※上記はヤフーニューススポーツ報知記事より引用
「TPPはもうないです」
「(トランプ氏は)お金の問題じゃなくて、同盟負担をやめたいという本音がありますから、(駐留米軍が)いなくなることを前提に考えないといけないと思います」と分析。「そういう時に日本は一体どうするんだという議論を始めないといけない」と訴えた。
「日本の憲法なんてどうでもいいんですよ、トランプ氏に言わせると。米国はこういう考えだからこうするよ。だから、日本は日本で考えてよ、ということです」
衝撃的な話です。
でも、リアリティありますよね。
日本も真剣に状況を踏まえて考えていくしかないわけですね。
そりゃ為替相場にも影響ありまくりですよ。今後は。
あなたはどうしますか?
というわけで、世界的にも大きな影響があるトランプさんの勝利ですが、
僕自身は今後も地道にトレードを続けていくわけです。
トランプさんの勝利をうけて、
ちょっと前にみた映画「シン・ゴジラ」を思い出しました。
日本にとってもいろんなことを真剣に再考させられるゴジラ出現ってところですかね。
引き続きチャートを見ていきたいと思います。
その後の世界情勢とトランプ大統領ですが…
令和2年、2020年1月30日に追記しています。
トランプ大統領が就任して以来、北朝鮮問題でも色々あり、数々の驚きの政策の数々やら、
最近だとイランとの軍事リスク等、本当に世界規模でいろんなニュースを振りまいてくれています。
為替相場への影響も大。
トランプ大統領は、FXトレーダーにとっても脅威の人物となったわけですねぇ。
引き続き注目せざるを得ない方です。
コメント
この時のイベントトレードはけっこううまくいったと思います。
思うに、そこそこで手仕舞いして利益を確保していくのが大事と思います。
トレード全般に言えるとは思う部分ですが。
あんまり欲張ると、短期トレンド転換のタイミングで損切にはなるし、
その損切りを取り戻す為のドテントレードしてもまた時間がかかっていくと。
それならば、ある程度で利確して手仕舞いして一旦休んだ方が、精神的にも肉体的にも時間的にも有効だと思います。
特にまだ相場分析スキル、トレードシナリオ構築がそこまで自信がないトレーダーであれば特に。
そんな感じを改めて思いました!